【7月19日はB・カンバーバッチの誕生日】ドクター・ストレンジが活躍するマーベル映画6作品&名言まとめ
2023年7月19日 15:00
本日7月19日は、英国出身の俳優ベネディクト・カンバーバッチの47歳の誕生日。BBCのテレビシリーズ「SHERLOCK シャーロック」(2010~)のシャーロック・ホームズ役でブレイクし、邪竜スマウグの声を担当した「ホビット」3部作や、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(13)などハリウッドの話題作で活躍。「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」(14)、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(21)で2度のアカデミー主演男優賞候補になった。
そんなカンバーバッチの“当たり役”といえば、やはりマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で演じた元天才外科医にして、いまはアベンジャーズ最強の魔術師として活躍するドクター・ストレンジ。現在までに出演した実写MCU作品6本を、ストレンジの名ゼリフとともに振り返る。
不慮の事故で両手の神経を損傷し、キャリアも恋人のクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)も失った天才神経外科医のドクター・ストレンジは、ネパールのカトマンズを訪れ、そこでマルチバース(多元宇宙)を操る神秘的な魔術の力へとたどり着く。魔術の修行に励むストレンジは、強大な敵との戦いに巻き込まれていき、医師として相手を傷つけることに苦悩し、外科医に戻るか、最強の魔術師として戦う道に進むかの選択を迫られる。
ヒーローの道を選んだストレンジの前に現れたのが、暗黒次元を支配する邪悪な存在ドルマムゥだった。物理攻撃が効かないドルマムゥを相手に、時間をつかさどるタイム・ストーンを駆使し、ドルマムゥを時間ループに陥れたストレンジは、「ドルマムゥ、取引に来たぞ」と宣戦布告を無限に繰り返した。その結果、ドルマムゥは根負け。ちなみにカンバーバッチ本人が、ドルマムゥのモーションキャプチャーと声の一部を担当している。
アベンジャーズの一員でもある雷神ソー(クリス・ヘムズワース)の活躍を描いた「マイティ・ソー」シリーズ第3作。故郷アスガルドを追放された父オーディン(アンソニー・ホプキンス)を探しに、ニューヨークへやってきたソーは、そこでストレンジと初対面する。彼の魔術で、オーディンが保護されていたノルウェーに向かったソーは、父との再会も束の間、突然現れた強大な敵ヘラ(ケイト・ブランシェット)によって、辺境の惑星に飛ばされる。
ストレンジの邸宅であるサンクタム・サンクトラム。この先、ソーが遭遇する試練を予見するストレンジに対し、ソーは「俺が運命を変えてやる」と力強く返答する。17年8月にお披露目された日本限定のトレーラー映像で、この意味深なやりとりが明らかになると、「今後の展開を予感させる」と国内外で大きな話題を集めたが、同年11月に公開された映画本編に、このセリフは登場しなかった。経緯は不明だが、ストレンジにとっては、“幻の”名ゼリフだ。
MCUに属する各作品からヒーローが集結する「アベンジャーズ」シリーズ第3作。6つ集めれば、世界を滅ぼす無限の力を手にするといわれるインフィニティ・ストーンを狙い、地球に襲来した宇宙最強の敵サノス(ジョシュ・ブローリン)に対し、アベンジャーズが、全滅必至の激しい戦いを強いられる。タイム・ストーンを持っているストレンジは、サノスの手下に捕らえられるが、トニー・スターク/アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)とピーター・パーカー/スパイダーマン(トム・ホランド)に救助された。
サノスとの戦いが招くあらゆる可能性を探るため、時を超えて、1400万605通りの未来を見ていたストレンジ。「それで勝算は?」とトニーに問われると、ストレンジは「ひとつだ」と答えるのだった。限りなくゼロに近い勝利の可能性を、絶望ととらえるか、希望と受け取るか? その後、サノスとの激闘に屈し、タイム・ストーンを渡してしまったストレンジは「ほかに道はなかった」とも。未来を知るストレンジだからこそ、深い意図を感じさせるセリフだ。
「アベンジャーズ」シリーズ第4作。前作でアベンジャーズは、サノスに立ち向かうも、ヒーローたちを含めた全人類の半分が、一瞬で消し去られるいう敗北を喫した。アイアンマンやスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(クリス・エバンス)ら、残されたメンバーたちが再結集し、サノスを倒して世界や仲間を救うため、史上最大の戦いに挑む姿を描く。なおストレンジも、タイム・ストーンを奪われた直後に“指パッチン”で消滅。その5年後、仲間たちと“アッセンブル”を果たし、最後の地上戦に臨んだ。
サノス軍との激しい戦闘が繰り広げられるなか、トニーが「勝算は1400万分の1だっけ? この戦い?」と問いかけると、ストレンジは「いま、何が起きるか明かしたら、実現しない」と神妙な面持ち。そして、サノスとのストーン争奪戦を制したトニーは「ならば、私はアイアンマン」の言葉を残し、自らの命と引き換えに、アベンジャーズを劇的な大逆転勝利に導いた。果たして、ストレンジはこの結末を、どこかの未来で目にしていたのだろうか?
ホランド主演の「スパイダーマン」シリーズ第3作。前作のエンディングで、ピーター(ホランド)は、ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)殺害の濡れ衣を着せられ、素顔まで暴かれた。大切な人に危険がおよぶことを恐れ、ストレンジに、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼み込むが、その結果、マルチバースの扉が開く。過去にスパイダーマンを演じたトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドが登場し、共闘する展開も話題を呼んだ(※現在、ディズニープラスでの配信はなし)。
ピーターの願いを受け入れ“忘却の魔術”の儀式を行ったストレンジだが、マルチバースの裂け目から、ドクター・オットー・オクタビアス/ドック・オク(アルフレッド・モリーナ)、ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)、マックス・ディロン/エレクトロ(ジェイミー・フォックス)ら、別の宇宙のヴィランたちを呼び寄せる結果に。ストレンジは、若いピーターに対し、ヒーローとしての責任を改めて説こうとする。
「ドクター・ストレンジ」シリーズ第2作。禁断の呪文で時空を歪ませたことにより直面する、かつてない宇宙崩壊の危機を描く。何者かに襲撃されたアメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)を保護するため、ストレンジは、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)に助けを求める。しかし、彼女こそがチャベスの持つ「マルチバースを行き来できる能力」を奪おうと暗躍していた張本人だった。
チャベスが無意識に開いたマルチバースの扉を通り、どこか“別の”ユニバースに吹き飛ばされたストレンジは、そこで自分が知る人とは“別の”元恋人クリスティーンと出会う。宇宙を守るという共通の目的で、行動をともにし、改めてクリスティーンへの愛を認識したストレンジは、「あらゆる宇宙で君を愛している」と壮大な愛の告白。また、愛し愛されることが「怖い」とも語った。サム・ライミが監督を務めた本作は、“恐怖”がテーマでもあった。
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