イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

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劇場公開日:

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

解説

「SHERLOCK シャーロック」のベネディクト・カンバーバッチ主演で、第2次世界大戦時、ドイツ軍が世界に誇った暗号機エニグマによる暗号の解読に成功し、連合国軍に勝機をもたらしたイギリスの数学者アラン・チューリングの人生を描いたドラマ。第87回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞など計8部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。1939年、第2次世界大戦が始まり、イギリスはドイツに宣戦を布告。ケンブリッジ大学の特別研究員で、27歳にして天才数学者と称えられるアラン・チューリングは英国政府の秘密作戦に参加し、ドイツ軍が誇る暗号エニグマの解読に挑むことになる。解読チームには6人の精鋭が集められるが、他人と協調することを嫌うチューリングとチームメンバーとの間には溝が深まっていく。チューリングを理解し、支える女性ジョーン・クラークにキーラ・ナイトレイ。監督は、「ヘッドハンター」で注目を集めたノルウェーのモルテン・ティルドゥム。

2014年製作/115分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:The Imitation Game
配給:ギャガ
劇場公開日:2015年3月13日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第72回 ゴールデングローブ賞(2015年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ベネディクト・カンバーバッチ
最優秀助演女優賞 キーラ・ナイトレイ
最優秀脚本賞 グレアム・ムーア
最優秀作曲賞 アレクサンドル・デプラ
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(C)2014 BBP IMITATION, LLC

映画レビュー

1.0女子へのサービスが足らない。

2015年3月14日
PCから投稿

悲しい

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しんざん

4.5人の生死を決めるのは神ではない

2024年7月13日
iPhoneアプリから投稿
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mer

4.0「コンピュータの父」と呼ばれるアラン・チューリングの物語

2024年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

安川大仁(やすかわだいじん)です。
アラン・チューリングは「コンピュータの父」とも呼ばれる数学者。

彼が居なかったら今のような情報化社会は存在しなかったでしょう。
GAFAMのようなIT企業も存在せず、数多くの事業家や天才集団が居るシリコンバレーという場所も存在しなかったはず。
もちろんSE(システムエンジニア)という仕事も無く、日本でも堀江貴文さんや三木谷浩史さんのような若手経営者も世に出なかったことでしょう。

彼はコンピュータが存在しなかった時代に計算機械「チューリングマシン」を提唱したのみならず、「考える機械」すなわち今で言う「人工知能」という着想も持っていました。

それくらい時代を先取りした数学者であるアラン・チューリングが主役の映画。
第二次世界大戦時にドイツ軍が誇った世界最強の暗号機「エニグマ」の解読に挑む天才の物語。

第二次世界大戦時、チューリングはエニグマの解読チームとして海軍に加わります。
彼は独自の方法で暗号解読装置を設計し、リーダーとなります。
そしてチューリングとチームはエニグマの解読に成功し、何百万人もの命を救いました。

ですが第二次世界大戦が終了した後、事態は急変します。
空き巣に入られた数学者チューリングの自宅を捜索した警官たちは、彼の奇妙な装置とその態度に疑問を抱き、彼がソ連のスパイではないかと疑います。
そして捜査の過程でチューリングの同性愛嗜好が発覚し、彼は有罪判決を受けます。

当時は同性愛に対する偏見も強く、戦争の英雄が一瞬にして犯罪者となりました。
集団思想というのは恐ろしいものです。

この映画は天才数学者のチューリングを描いているだけではなく、彼の人間性と葛藤も描いており、本当に考えさせられる作品でした。

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安川 大仁(やすかわだいじん)

4.0驚くべき映画だ!

2024年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

BS260で視聴。
大戦中に、天才的な数学者がドイツの暗号、エニグマを解いて英国を救ったことは、どこかで聞いたような気がする。それにしても、こんな背景があったとは。
数学者アラン・チューリングには、数学、計算機科学において比類なき業績があり「AIの父」とも呼ばれている。ただ、この映画を見る限り、少なくとも「エニグマの解読」に関しては、彼の頭脳と社会を結んでくれたジョーン・クラークという女性がいたことがポイントなのだろう。彼女を演じたキーラ・ナイトレイほど、実際の人物は魅力的ではなかったのかもしれないが。彼女は、コミュニケーションを取ることが難しかったチューリングと同僚たちの間を円滑にし、チームを作り上げることに手を貸したのだと思う。しかも、解読のための条件緩和につながった、傍受係の女性たちの会話を聞く機会を導いたのも、ジョーンのように思われた。
特に気になったのは、やはり同性愛のこと、まさかイングランドでは、1967年まで、同性愛に罰則条項があったとは。チューリングの場合、いくら名誉回復がなされたと言っても、彼が二度と戻ってくるわけではない。それで思い出されるのは、日本のジャニーズの育ての親の告発が、結局英国のBBCによってなされたこと。日本は不思議な国で、確かに同性婚が認められるまでは遥かな道筋だが、同性愛に関しては、これだけ寛容な国も少ないのではないか。英国は、罰則の時代を経て、同性婚を認めるまで様々な経緯があった。しかし、日本は寛容な国ゆえに、同性愛者による弊害について何もしてこなかったと告発しているのだろう。
もう一つは、スペインやイタリーなどのカトリックの国々は、プロテスタントの保守派までは行かないものの、同性愛には厳しいと言われてきた。ただ、もう一つのカトリック主要国であるフランスは、革命を経験していることもあり、せいぜい公衆の面前での同性愛の発露を禁じているくらいだったと思う。こうしたことが、フランスが男女を含む個人のスキャンダルに対して比較的寛容であることと繋がっているのかもしれないと思ったが、的外れだろうか。
いずれにしても、この映画を特集に取り上げ、放映してくれたBS260には、感謝したい。

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