「インディ・ジョーンズ」と一緒に見たい！　手に汗握る冒険映画7選　「インディ」との思わぬリンクも？

2023年7月9日 12:00

「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスが原案と総指揮、「ジョーズ」「未知との遭遇」のスティーブン・スピルバーグが監督を担い、ハリソン・フォードが主演を務めるアドベンチャー「インディ・ジョーンズ」シリーズ4作品が、ディズニープラスで配信中。そして、シリーズ最新作にして、フォードのインディ卒業作となる「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」（ジェームズ・マンゴールド監督）が公開されています。

そこで、この記事では「インディ・ジョーンズ」シリーズと一緒に見たい、ディズニープラスで配信中の冒険映画を7作品ご紹介します。

●1.「ナショナル・トレジャー」

歴史学者で冒険家のベン・ゲイツ（ニコラス・ケイジ）が、ゲイツ家に代々語り継がれ、歴史の動乱に紛れて姿を消したテンプル騎士団の“秘宝”を追い求める冒険映画。その重要な手がかりは、アメリカ合衆国独立宣言書に隠されていた。ライバルやFBIの追跡を交わし、秘宝の正体を突き止め、敵から守ることはできるのか――？

製作は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー。2007年には、第2作「ナショナル・トレジャー　リンカーン暗殺者の日記」が公開され、現在は映画をベースにしたオリジナルドラマシリーズ「ナショナル・トレジャー　一族の謎」も配信中。テンプル騎士団の存在は、「インディ・ジョーンズ　最後の聖戦」でも描かれている。

●2.「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」

銀河の落ちこぼれたちがチーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を結成し、冒険と戦いを繰り広げるマーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）屈指のアドベンチャー大作。主人公のピーター・クイル／スター・ロードは、命知らずの冒険家にして、宇宙一不運なお宝ハンターという役どころで、インディ顔負けの抜群の行動力と知識（悪知恵？）を武器に、銀河を荒らし回っていた。

主演のクリス・プラットは近年、インディ役の“後継者”として名前が取り沙汰されてきたが、当の本人は噂を一蹴。「スティーブン・スピルバーグ？　誰ですか、それ？」というプラット流のジョークで、「インディ・ジョーンズ」シリーズとの関わりを否定している。

●3.「ジャングル・クルーズ」

ディズニーランドの人気アトラクション「ジャングルクルーズ」を実写映画化したアクションアドベンチャー。アマゾンの壮大で神秘的なジャングルを舞台に、手にした者は永遠の命を得るとされる「奇跡の花」をめぐって争いが起こる。

行動力と探究心を兼ね備えた植物博士のリリー（エミリー・ブラント）は、この秘密の花を求めて危険に満ちたアマゾンへ旅立つ。リリーは旅の相棒に、現地を知り尽くしたクルーズツアーの船長フランク（ドウェイン・ジョンソン）を選び、近付く者は呪われるというアマゾン奥地の「クリスタルの涙」を目指す。困難を乗り越え、旅が進むうち、フランクもある理由から、花を探し求めていることが明らかになる。「インディ・ジョーンズ　最後の聖戦」でも、永遠の命が与えられるとされる聖杯をめぐる争いが描かれた。

●4.「ロマンシング・ストーン秘宝の谷」

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのロバート・ゼメキスが監督を務め、第42回ゴールデングローブ賞（ミュージカル・コメディ部門）で、作品賞と主演女優賞に輝いた冒険活劇。誘拐された姉を救出するため、単身南米コロンビアに降り立った人気作家のジョーン（キャスリーン・ターナー）は、現地で出会った冒険家のジャック（マイケル・ダグラス）とともに、エメラルド争奪戦に巻き込まれる。

「インディ・ジョーンズ　魔宮の伝説」と同じ1984年公開で、本作に盛り込まれた上質なロマンス要素が、アダルト層の支持を獲得。ローリング・ストーン誌は「男性が見るべき恋愛映画15本」として、本作をリストアップした。続編「ナイルの宝石」（1985）も好評を博した。

●5.「ゴースト・ハンターズ」

カンフーや特殊効果の要素をふんだんに盛り込んだ、ジョン・カーペンター監督によるユニークな冒険譚。舞台はサンフランシスコ、トラック運転者のジャック（カート・ラッセル）は、中国人の親友とともに、中国からやってきた婚約者を迎えに行く。しかし、緑の瞳を持つ彼女は、チャイナタウンの地下に封印されていた魔王のいけにえとして誘拐されてしまう。ジャックと仲間たちは、敵のアジトである地下迷宮に潜入。そこには、妖怪や魔術の使い手がうごめいていた。ちなみにラッセルは、「スター・ウォーズ」でフォードが演じたハン・ソロ役候補だった時期がある。

●6.「プリンス・オブ・ペルシャ　時間の砂」

人気ゲームを実写映画化したアクションアドベンチャー。13世紀末の中近東を舞台に、手に入れた者は数分だけ過去に戻って過ちを修正することができる「時間のダガー（短剣）」をめぐり、ペルシアの王子ダスタン（ジェイク・ギレンホール）らが冒険に出る。

時間を操作できる秘宝といえば、「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」では、人類の歴史を変える力を持つとされる「運命のダイヤル」の争奪戦が展開。インディの宿敵である元ナチスの科学者フォラー（マッツ・ミケルセン）は、「これを使って、ヒトラーが犯した過ちをやり直す」と息巻いているが、一体、どんな力を秘めているのか？

●7.「甦る！エジプトに眠る財宝」

ナショナルジオグラフィックが、考古学的に極めて重要な価値を持つエジプトの「王家の谷」にスポットを当て、発掘調査に力を注ぐため、世界各国から集まった学者たちに密着。猛暑や砂嵐に立ち向かいながら、最新技術と直感を頼りに発掘を続ける彼らの活動を記録し、研究の最前線である発掘現場から、臨場感あふれる映像でエジプト考古学の研究内容を紹介する。

墓泥棒にまつわるエピソードからは、考古学者として遺跡を守ろうとするインディの奮闘が思い出されるはず。なお、「インディ・ジョーンズ」シリーズ第1作「レイダース　失われたアーク《聖櫃》」では、神秘の力を宿している契約の箱（＝聖櫃）をめぐって、エジプトでスリリングな争奪戦が繰り広げられた。