【世界の映画館】公式SNSにも要注目の住職が館長を務める珍しいミニシアター「静岡シネ・ギャラリー」
2023年3月1日 19:00

静岡県静岡市の静岡シネ・ギャラリー(2スクリーン、105席)は、住職が館長を務める珍しい映画館です。
もともとは、隣接する「宝泰寺」の檀信徒会館としての機能を兼ねて1995年に建てられたサールナートホールの1階ホールで、市民の文化活動を支援することを目的として貸館業を中心に行い、貸館がない時に自主事業として過去作の映画上映を行っていましたが、それまで静岡ではほとんど見られる機会がなく、東京まで出かけて見るしかなかった単館系映画を上映するべく、2003年12月にホール3階の会議室を改装し、2スクリーンの常設館「静岡シネ・ギャラリー」をオープンさせました。
映画館は静岡駅より徒歩5分の好立地にあり、現在は新作の公開だけではなく、過去の名作や監督特集など、独自の切り口で静岡の人々に映画を届けています。また、映画館に通ってくれるファンへの還元にも注力しており、シネ・ギャラリー会員になると年間最大12回の無料鑑賞や、平日1200円、土日祝日1400円の割引料金での鑑賞など、手厚い特典が用意されており、多くの会員に支えられています。

なお、コロナ禍における感染拡大と緊急事態宣言を受け、2020年4月18日から5月28日まで同館が臨時休館した際、映画館継続の運営資金調達のために実施したクラウドファウンディングでは約450万円の支援金が集まり、支援者から「大好きな、なくなっては困る劇場なので」「私の今住んでいる街にも、シネ・ギャラリーのような美しいミニシアターが欲しいです」「今までこれくらいのことはしてもらってきたから」といったあたたかいメッセージも寄せられたそうだ。
また、同劇場ではTwitterを中心に公式にSNSでの情報発信にも注力しており、上映作品紹介のツイートが度々話題になることでもおなじみです。多種多様な作品に出会いたい方は、ぜひフォロー(https://twitter.com/Sarnathhall)をしてみては。

「ワース 命の値段」「スイス・アーミー・マン」「RRR」「生きててごめんなさい」「すべてうまくいきますように」 「フォーエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭」
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
「ただいま、つなかん」
「カラヴァッジオ」
フォトギャラリー
関連ニュース





