テス

劇場公開日:

テス

解説

イギリスの文豪トマス・ハーディが1891年に発表した小説「ダーバヴィル家のテス」を、「ローズマリーの赤ちゃん」「チャイナタウン」で高い評価を得たロマン・ポランスキーが映画化した文芸ロマン大作。

19世紀末のイギリス、ドーセット地方マーロット村。貧しい家に生まれた美しい娘テスは、家族の生活を助けるため遠戚のダーバヴィル家に奉公に出るが、彼女に目をつけたダーバヴィル家の放蕩息子アレックに無理やり犯されてしまう。傷心したテスは実家へ戻ったが、アレックの子を身籠っており、やがて出産するも赤子はすぐに死んでしまう。周囲の冷たい視線に耐えられなくなった彼女は再び家を出て、遠く離れた酪農場で働き始める。そこでテスは進歩的で心優しい青年エンジェルと出会い、やがて彼と一緒になる。ようやくつかんだ幸せの中、テスはエンジェルに自分の過去の過ちを打ち明ける。その内容にショックを受けたエンジェルは彼女のもとを去り、最愛の人に拒絶されたテスは、流転の人生を歩むことになる。

当時まだ新進の女優だったナターシャ・キンスキーが主人公テスを演じてゴールデングローブ賞にノミネートされ、飛躍の一作となった。アカデミー賞では作品賞ほか6部門にノミネートされ、撮影・美術・衣装デザインの3部門を受賞している。

1979年製作/172分/G/フランス・イギリス合作
原題:Tess
配給:キングレコード
劇場公開日:2023年1月6日

その他の公開日:1980年10月25日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第4回 日本アカデミー賞(1981年)

ノミネート

外国作品賞  

第38回 ゴールデングローブ賞(1981年)

受賞

最優秀外国語映画賞  

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) ナスターシャ・キンスキー
最優秀監督賞 ロマン・ポランスキー
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(C)1979 PATHE FILMS

映画レビュー

3.0すべての元凶は彼女の不安定さ?

2023年6月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ヒロインのテス自身は、これと言って何か「悪いこと」をしているわけではないのですが、それでも彼女を取り巻く男性は、次々と不幸になってゆく…。
そのからくりはら彼女自身が持っている「不安定さ」にあるのではないかと思いました。評論子は。

しかし、テス自身も意識していない彼女の意識(「想い」というべきなのか?)が不安定で、その不安定さが巻き起こす渦に、彼女と関わる男性たちは次々と、いわば呑み込まれて、それで自身の身を滅ぼしてしまうことになる…そんな印象を拭えませんでした。本作を見終わって。評論子は。

男女の愛憎というものは、当事者それぞれで、簡単に「こうだ」と割り切ることのできないものであることは、評論子も承知しないわけではないのですけれども。
しかし、周囲の男性を凋落に導いてしまうという結論においては、彼女(のようなタイプの女性)も、彼女自身に帰責性があるかどうか、彼女自身に帰責性の意識があるかどうかは、それぞれ別としても、いわゆるファム・ファタール(の亜種?)に属するのかも知れないと思いました。あくまでも、評論子の印象として。

その意味では、ずっしりと重たい一本になりました。評論子には。

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talkie

3.0ナスターシャ・キンスキーさんがただただ美しい

Mさん
2023年4月11日
Androidアプリから投稿

なのに映画はとんでもない話だった。

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M

3.5むかしむかし

2023年3月21日
Androidアプリから投稿

時代背景のあの懐かしい感じがいぃですね。男性陣がもっと悪いのかと思いきや。以外と主人公の美女さんが問題な感じ。3時間弱。長くは感じなかったです。遠いけど行って良かったです。

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cinemaオタク女

4.0久々に堂々たる文芸映画を観た印象。最近こういう映画は作られないもんね。数奇な運命に翻弄される女性という定番ながら、ポランスキーの確かな演出力とナスターシャ・キンスキーの美しさで最後まで飽きさせない。

2023年3月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①(リアルタイムで観ていなくて今回が初めての鑑賞)当時、ナスターシャ・キンスキーは盛んに「イングリッド・バーグマンの再来」と騒がれたけれど(女優としては残念ながらバーグマンほど大成しなかった)、確かに横顔なんかバーグマンにそっくりなショットが何度も出てくる。
②19世紀のヴィクトリア朝のイギリス。金と力とがあれば女性を意のままに出来ると思う男と、当時としては進歩的な考えの持ち主の筈なのにやはり“貞節”という時代の観念から逃れる事が出来ずテスをあるがままに受け入れられなかった男。
両極端のようで、テスを女性という性ではなく、一人の個性ある人間として見れなかったという点では共通しているように思う。

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もーさん