RRR 劇場公開日:2022年10月21日
解説 日本でも大きな話題を集め、ロングランヒットとなった「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。 1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。 「バードシャー テルグの皇帝」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がビーム、ラージャマウリ監督の「マガディーラ 勇者転生」にも主演したラーム・チャランがラーマを演じた。タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来する。日本で公開されたインド映画で史上初めて興行収入10億円を超えるヒットを記録。劇中の楽曲「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」も話題となり、第95回アカデミー賞でインド映画史上初となる歌曲賞受賞を果たした。
2022年製作/179分/G/インド 原題:RRR 配給:ツイン
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2023年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
RRR tries to pack everything in one epic. It's a colonial epic battle, with parts of the Hindu realm, and part Rambo, part Bollywood musical, part jungle survival. A zoo-worth of wild animals are unleashed on a villainous wedding party. Need I say more. The film is so long, but the scenes are a color coded pallette that makes skipping throug the film to find your stopping point real easy.
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三時間がかりの怒涛のエンタメの最後に、ラーマに何がほしいと聞かれてビームが答える。「読み書きを」と。 インドの歴史に詳しいわけではないのだが、このセリフにはグッときた。ナショナリズムがやり過ぎではないかとか、中盤で非暴力に目覚めるみたいな描写があるのに、結局は殺しまくってませんか、とか、ツッコミどころは当然あると思うし、同時にそういうものにすべて答えを出す映画ではないとも思う。そもそもナートゥダンスとぶっ飛んだアクションとおっさん2人の熱い絆で倍額払っても余裕でお釣りがくる。 ただ、ラーマの家を訪れたときに、ビームが山と積んである本に視線をやるカットがある。その瞬間はよくわかっていなかったのだが、なぜビームがラーマを一方的に「兄貴」と慕うのか? 2人は英語を除けば能力値ではほとんど同格に思えるのに。おそらくビームは、文盲ゆえの限界を感じていて、読み書きが未来をつかむために必要だとほとんど本能的に気づいている。ビームだけの話ではない。インドがやがて独立国になることは誰だって知った上で本作を観ているわけだが、庶民が搾取されないためには読み書きが必須だし、生まれながらの環境が劣悪なときに抜け出すためにも学問はおろそかにできないだろう。 奇しくも現代の教育問題を描いた『きっと、うまくいく』や『スーパー30』のようなインド映画ともつながっているだなと、最後のひと言で点と点が線になった。この壮大な物語を締めくくるセリフだけに、作り手の思いがこもった、真摯に受け止めたい言葉なのだと思う。
魂を鷲掴みにされるとはこのこと。3時間という長丁場でいくらか緩急が織り交ぜられるかと思いきや、本作はずっとテンションを落とさない。力が落ちないのではない。語りの勢いと人物の魅力、そしてアイディアが一向に落ちないのだ。怒りの暴徒に一人で立ち向かう序盤アクションにしても、通常の映画ならワッと大人数に取り押さえられ次シーンへと移行するところを、乱闘の内部で大勢が絡まり合ったまま息の長い攻防がさらに続いていく。この破格の具現化力と表現力。次は一体どの手で来るかと観客の期待を爆上げしつつ、その予想を確実に超えてくるところが凄い。堅い絆と運命の流転で結ばれた二人をカード表裏のように展開させながら、ダンスシーンをも笑顔と興奮がこみ上げる展開へ仕立てる手腕に恐れ入った。どれだけ言葉を尽くしても語りきれない。今の自分には「RRR」というタイトル文字がエンディングで華麗に踊る3人の姿にさえ見えてしまうほどだ。
2023年3月21日
Androidアプリから投稿
タイトル通り。 騙されたと思って誰もに見てほしい映画。 このジャンルの映画の中ではここ数年で本当にTOPかと。 3時間退屈しないのは素晴らしい。