生きててごめんなさい

劇場公開日:

生きててごめんなさい

解説

「余命10年」「新聞記者」の藤井道人が企画・プロデュースを務め、現代の日本の若者たちが抱える病みをテーマに描いたドラマ。綾野剛主演ドラマ「アバランチ」などを手がけた山口健人監督がメガホンをとった。

出版社の編集部で働く園田修一は、日々の仕事に追われ、小説家になるという夢を諦めかけていた。修一と同棲生活を送る清川莉奈は何をやっても上手くいかず、アルバイトをクビになり、家で過ごすことが多かった。ある日、修一は高校の先輩の相澤今日子が勤務する大手出版社の新人賞にエントリーすることになる。一方、莉奈はふとしたきっかけから、修一が担当する売れっ子コメンテーター西川洋一の目にとまり、修一とともに編集部で働くことに。西川や社員たちが莉奈をちやほやする光景に修一は嫉妬心を募らせ、莉奈に対する態度が冷たくなっていく。

修一役をミュージカル「刀剣乱舞」の黒羽麻璃央、莉奈役を「少女邂逅」の穂志もえかが演じるほか、松井玲奈、安井順平、冨手麻妙、八木アリサ、飯島寛騎らが顔をそろえる。

2023年製作/107分/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2023年2月3日

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(C)2023 ikigome Film Partners

映画レビュー

4.0反比例していく愛と執着

2024年1月24日
iPhoneアプリから投稿

2023年劇場鑑賞11本目 優秀作 74点

顔が大好きな穂志もえかと生涯ベスト作品のヤクザと家族の監督 藤井道人が企画担当ということで楽しみにしていた作品

結論当サイトにもある通り高評価なのも頷ける出来でした

一見、男側がクズでひもで、女側が母性や私がいないと彼は生きていけないと思い養うみたいな構図は容易に想像できるけど、今作はその逆で、女側が宙ぶらりんな感じで、男側が仕事と幸せの瀬戸際でもがくみたいな構図が個人的には新しいと思ったし、穂志もえかのフニャっとした感じがが絶妙にマッチしていた

特に物語としてのターニングポイントである男女の立場というか、わかりやすくスポットの当たり方が逆転してからは世知辛く、才能が評価されたり、現代の世間が求めるクオリティとかコンテンツ、ニーズに呆れたり失望し、それの根源が彼女もその一人なのが憎いけど共依存している対象だから切り離すに切り離せない男目線がすごく良かった

終わり方が鑑賞後感がたなびく感じがこれまた印象的でした

是非

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サスペンス西島

5.0「実世界でもこんな事あるよな……」ってシーンが沢山ある。主軸の2人...

2023年11月25日
スマートフォンから投稿
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ぬおーん

3.5チネマット試写会にて。ムズムズするけど、これもまた1つの生き方だよ...

2023年8月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

チネマット試写会にて。ムズムズするけど、これもまた1つの生き方だよな…としみじみ。自分を生きながら他人と生きることは、最もありきたりで難しいことかもしれない。

個としての生き方を優しく捉えながら、返ってくる痛みがまた残酷というか…。上手く生きられないことを自他共に認めていながら、そのぼんやりとした関係性を改めて見つめた時、人はまた1つ進むのだろうか。

最近よく見る痛エモ的な感じかと思いきや、充足感とは真逆にいるふたりの空っぽさが容赦ない。「#イキゴメ」なんか作るからなおさら。そんなマーケティングが合わないと感じるほど、理想だけの生き方にしか映らない。共感性は低く抑えられながら、現代的な若さを感じる。見ながら思うのは、世界を劇的に変える魔法も手段もない上に、理想論の痛さ。じゃあ、足りないふたりがバランス良く保てるかと言われると、そうでもない。様々な顔や正義が小さな枠の中で行き交う現代だからこそ、この不安定さに胸が締め付けられる。

主演は黒羽麻璃央さんと穂志もえかさん。不器用にも程があるだろ…と言いたくなる協調性の無さは、生きる為の術を知らない不器用さを引き立てる。かまってちゃんや夢想家、上手い言葉で形容できても、彼らの想いは微塵も届かない。それを諦めたような自分にとって、感覚が掴めない辺りも面白い。順応なのか、はたまた不器用なのか…名もなきボーダーに落とし込んだ柔さもこの作品の魅力だ。

このテーマであれば、振り抜きたくなるようなテンポと転調を持っているが、本作にはない。華も枯れ、愛を憂う2人の生活を問いながら過ぎる様に、今の若さを感じながら余韻に浸る。

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たいよーさん。

3.0ひとことReview!

2023年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

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