劇場版 センキョナンデス

劇場公開日:

劇場版 センキョナンデス

解説

YouTube番組「ヒルカラナンデス(仮)」を配信するラッパーのダースレイダーと時事芸人のプチ鹿島が、同番組のスピンオフとして立ち上げた選挙取材企画を基に映画として完成させた長編ドキュメンタリー。

ロンドン育ちで海外メディアの情報に精通するダースレイダーと、新聞14紙を毎日読み比べするというプチ鹿島。2021年の衆院選では香川、22年の参院選では大阪・京都を訪れて合計十数人の候補者に突撃取材を敢行し、忖度なしのインタビューで思わぬ本音を引き出していく。そんな中、大阪での取材中に安倍晋三元首相銃撃事件が発生し、取材の旅は予想外の方向へと展開する。

「なぜ君は総理大臣になれないのか」のドキュメンタリー監督・大島新がプロデュースを手がけた。

2023年製作/109分/G/日本
配給:ネツゲン
劇場公開日:2023年2月18日

スタッフ・キャスト

監督
エグゼクティブプロデューサー
平野悠
加藤梅造
プロデューサー
大島新
前田亜紀
監督補
宮原塁
撮影
LOFT PROJECT
編集
船木光
音響効果
中嶋尊史
音楽
The Bassons
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(C)「劇場版 センキョナンデス」製作委員会

映画レビュー

4.0【選挙とは何か、民主主義とは何か、ジャーナリズムとは何かをラッパーと芸人が選挙に密着し、観る側に問いかけるロードムービー。まずは、選挙に行くことが私達に出来る第一歩である事は間違いない。】

2024年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー まずは、凶弾に斃れた安倍元首相に謹んで、哀悼の意を表します。-

■海外情報に精通するラッパーのダースレイダーと新聞14紙を読む芸人・プチ鹿人が、YouTube番組のスピンオフとして選挙取材を企画。
 2021年の衆院選と2022年参院選の候補者に突撃取材をするなか、2022年7月8日、安倍元首相が銃撃されたという一報が入る。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・2021年の衆院選では、二人は香川一区に行き小川淳也氏と地元に強力な地盤を持つ平井氏との選挙活動に密着する。
ー この辺りは、今作のプロデューサーを務めた大島新監督の名作ドキュメンタリー「なぜ君は総理大臣になれないのか」と「香川一区」をご覧いただくと良いかと思う。
  そして、プチ鹿人は平井氏の弟が社長を務める四国新聞の報道姿勢に疑義を抱き、至極真っ当な問いかけをするが、四国新聞はまともに回答をしないのである。ジャーナリズムの健全性の危うさを浮き彫りにしている。-

・2022年参院選では、主に辻本清美氏を軸に二人は取材をする。2021年の衆院選でマサカの落選をした彼女は、街の人達に積極的に声掛けし二人の質問に対しても的確に回答する。

■だが、選挙中にあの忌まわしい民主主義の根幹を揺らがせた安倍元首相銃撃事件が起きる。二人も取材方法を変えるし、多くの立候補者が街頭演説を止める中、辻本清美氏は敢えて街頭演説に立つ。
 そして、安倍元首相の安否を気遣いつつ、涙ながらに安倍氏と”又、国会で討論したいね。”と交わした会話を俯きながら喋るのである。
 御存じの通り、安倍氏と辻本氏は且つての国会で激しいやり取りをした事”首相‼首相!”と辻本氏が追求した事で有名である。

<今作は、前半は面白可笑しく選挙戦に密着しているが、安倍氏への狙撃事件後トーンは一変する。
 そして、思ったのは、ラッパーのダースレイダーと新聞14紙を読む芸人・プチ鹿人氏の政治、民主主義、ジャーナリズムに対する真摯な姿と観る側への問いかけである。
 今作はフライヤーは持ってはいたが、選挙を揶揄する映画だと思い鑑賞しなかったが大いなる過ちであった。
 日本には、政治、民主主義、ジャーナリズムの健全性を求める人が多数いる事が判り、安堵した映画でもある。>

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NOBU

3.5自民党にも逸材がいた

2023年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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北枕寝二

5.0センキョは、お祭りナンデス!

2023年5月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

いや〜
やっと観れたけど。
チョ〜面白かった!
今年観た新作映画の中では、No.1!
と言っても、長編の新作映画はコレで未だ2つ目か。それもどっちもドキュメンタリー。

それにしても、ツッコミが的確&シャープで、テンポもイイので、あっという間の約2時間。
取材対象も、有名でなくても興味深い人を捉えていて面白い。
ていうか、香川も大阪も候補者、熱いわ。
こういった内容の特番をテレビでもやれば、もっと投票率は上がるのに。

つくづく選挙で勝つには、いい意味での文化祭的お祭り感が重要なようだ。
それを本当にリアルに実感できる。
ああいうの見れば、皆んな選挙に行きたくなるはずだけど。

しかし、それにしても四国新聞、ヤバすぎ。
最終的には報道の自由とか言い出すかもしれんけど。
流石にアレはチェック機関(あればだけど)に査定してもらった方がいい。

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osmt

4.0特定の候補に偏らず面白かった

2023年4月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

知的

YouTubeに番組を配信するラッパーのダースレイダーと時事芸人のプチ鹿島の2人が、2021年の衆院選では香川を、22年の参院選では大阪・京都を訪れて十数人の候補者に対し、忖度なしのインタビューで本音を引き出していた。そんな中、安倍晋三元首相銃撃事件が発生し・・・という、ドキュメンタリー。

特定の候補を応援してる訳じゃなく、突撃取材で公平にインタビューしても、香川1区の某候補者とか、取材を邪魔するのはナンセンス。映画を撮ってたら取材拒否、とかしてても現代ではすぐSNSで動画などを流されてしまうという事がわからないのかな?
新聞社が偏った報道をしたら四国の地方新聞社であってもその品位を全国で疑われてしまうという事になぜ気がつかないのかな?
読者離れになってしまいそうだな、と思った。
2人ともなかなかの知識を持ってインタビューを敢行してるし、これからも話題の選挙区へ行ってどんどん取材をしてもらいたい。
面白かった。次回作を楽しみにしています。

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