韓国の名優ソン・ガンホ、56歳の誕生日記念 「非常宣言」メイキング映像公開
2023年1月17日 13:00
「殺人の追憶」「パラサイト 半地下の家族」などで知られるソン・ガンホが1月17日に56歳の誕生日を迎えたことを記念し、公開中の映画「非常宣言」のメイキング映像(https://youtu.be/Gc56Dw1aH8M)が披露された。
本作は、飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描いたパニックスリラー。妻を救うため、地上から飛行機テロを解決しようと奔走するベテラン刑事のク・イノをソン、娘の治療のため、飛行機に乗り合わせた乗客パク・ジェヒョク役を「G.I.ジョー」などハリウッド映画でも活躍するイ・ビョンホンが演じ、キム・ナムギル、チョン・ドヨン、イム・シワンらが共演している。
1967年、慶尚南道で生まれたソンは、兵役を終えた後、釜山にある地方劇団の門をたたき、本格的に俳優の道へと進む。数々の舞台経験を経て、「豚が井戸に落ちた日」(96)で長編映画デビュー。「ナンバー・スリー NO.3」(97)で大鍾賞新人男優賞と青龍映画賞助演男優賞などを受賞し、一躍脚光を浴びる。2000年には「反則王」で映画初主演を果たし、2003年にはポン・ジュノ監督とタッグを組んだ「殺人の追憶」、2006年には「グエムル 漢江の怪物」とヒット作を連発させる。
近年では「パラサイト 半地下の家族」(19)がカンヌ国際映画祭パルム・ドール、アカデミー賞作品賞を同時受賞し、国際的にも話題をさらった。昨年には是枝裕和監督作品「ベイビー・ブローカー」に出演し、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞。韓国人俳優として初の快挙を成し遂げた。
公開されたメイキング映像では、役づくりに言及する様子などを収録。「警察官というより人間らしい切迫感を演じる必要がある」と作品への思い入れも語っている。
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