クリスマスのお家やデートで観てほしい“おすすめ映画”10選
2022年12月23日 12:00
いよいよクリスマス・イブ&クリスマスが近づいてきました! 「自宅や映画館で、何か観てみようかな」というときの参考用に、映画.com編集部では“観てほしいおすすめ映画10本”をピックアップしてみました。
<お家で観られる“王道のクリスマス映画”4本>から、<こだわる人向け お家で観られる“変わり種のクリスマス映画”3本>、さらに<映画館へ行く人向け おすすめの“劇場公開中作品”3本>まで。日常を豊かにする、映画鑑賞の一助になれれば幸いです。
映画ファンなら多くの人が観たことがあり、心にずっと残り続けている……そんな4本を選びました。
例えるなら和製「ラブ・アクチュアリー」。設定も映画ファンの心をくすぐるうえに、ろうそくの明かりなど映像がひたすら美しい……部屋の電気を暗くして観てほしいです。
12月24日、クリスマスのイブの夕方、突然の停電に見舞われた首都圏を舞台に、自殺しようとする女性と少年、死期の迫った父と息子、不倫中の上司と部下などさまざまな人々の一夜を描く群像劇。
監督は「東京タワー」(05)で劇場映画デビューを果たした源孝志。撮影はフランスでジャン=ピエ-ル・ジュネやフランソワ・デュペロン、ヤン・クーネン監督等と組んでいる永田鉄男。
マコーレー・カルキンを一気にスターダムに押し上げた大ヒット作「ホーム・アローン」の続編。今度はニューヨークで迷子になった少年ケビンの冒険が描かれる。前作に引き続きクリス・コロンバスがメガホンをとり、前米大統領ドナルド・トランプのカメオ出演も話題となった。
なぜあえて「2」を紹介するか? それは、本記事掲載当日(12月23日)の午後9時から、日本テレビ系「金曜ロードショー」でテレビ放送されるからです。リアルタイム視聴、もしくは録画のご準備を!
ホームレス3人組が捨て子の親捜しに奔走する姿と、その先に待ち受ける小さな奇跡を描いた長編アニメーション。監督は「PERFECT BLUE」「千年女優」「パプリカ」などの故・今敏。泣ける、笑える、素晴らしすぎる傑作ですね。
クリスマスの夜。新宿で暮らすギンちゃん、ハナちゃん、ミユキのホームレス3人組は、ゴミ捨て場で1人の赤ん坊を拾う。ずっと子どもを欲しがっていたハナちゃんは赤ん坊に勝手に「清子」と命名し、3人はわずかな手掛かりを頼りに親捜しの旅に出る。雪降る街をさまよい歩きながら、様々なトラブルに見舞われる彼らだったが……。
愛する息子の信頼を勝ち取るため、クリスマス・プレゼント用の人形探しに奔走する父親の奮戦ぶりを描いたコメディ。
ファミリー映画の手練たちによるアイディアいっぱいのギャグや、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーと相手役のシンバットの巨漢同士のスラップスティック調アクション、ど派手なSFXシーンが笑いを誘う……!
“頭空っぽで楽しめる”でいうと、歴史的傑作かと思います、むちゃくちゃ面白いですよね。これだから90年代の映画って大好き。
“そんな映画あったのか!”と発見したり、“いや確かにそれもクリスマス映画だけども!”と驚きたいんだよね、という人に向けて。コンセプトとしてはやや変わり種の3本をご紹介します。
2022年公開作では最大級に“うわそうきたか面白えええ”と唸った一本です。ロンドンの高級レストランを舞台に、オーナーシェフのスリリングなある一夜を描いています。それも、全編90分、ワンショットで。
「これ絶対面白いじゃん」と思って観たら、予想の3倍面白くて大満足だった一作。まだ観てないなら、確実に観たほうがいいやつです。
ていうかなぜクリスマス映画に? 物語の時系列がクリスマス・イブだから。それだけ。でもなんとしても紹介したかったんです。
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を実話をもとに描きます。
アカデミー賞で作品賞に輝いた、超高品質のフィール・グッド・ムービー。ケンタッキーフライドチキンをうまそうに食うのと、物語の終着点がクリスマスだから選びました。観れば主演のビゴ・モーテンセンの“動き”をマネしたくなります。何度も観れちゃうタイプの一本です。
映画ファンにとってはクリスマス映画、そうでない人にとっては傑作アクション。テロリストによる高層ビル占拠事件に運悪く巻き込まれた刑事の奮闘を描き、ブルース・ウィリスを一躍スターの座に押し上げました。
特に説明は不要。これ、テロの首謀者役のアラン・リックマン(「ハリー・ポッター」のスネイプ先生役など)の映画デビュー作なんですよね。ああだこうだと、ぼやきながら観てください。
最後に、クリスマスに映画館へ行く(友人とともに、もしくは1人で、またはパートナーとデートで)という人に向けて、現在、映画館で上映中の作品からピックアップ。映画.com編集部員Oが実際に観て「これはものすごく良かった!」と、自信をもっておすすめできる3本をご紹介します。
幸せな気分を味わいたい!という人におすすめ。
イギリスのしがない家政婦“ミセス・ハリス”がディオールのドレスと出合い、その美しさに魅せられます。彼女は生涯賃金に近いくらいのお金を勤労やギャンブルなどでなんとか貯め、フランス・パリのディオール本社へとドレスを買いに出かけます。
たぶんこの映画が嫌いな人、あんまりいないと思います。上映している劇場はもう多くはないんですが、「作品選びに失敗したくない!」と強く願っている方はぜひ!
とにかくとんでもない映画体験でぶっ飛びたい、という人におすすめ。映画というよりは、ほとんど遊園地とか旅行に近い一本です。
ジャームズ・キャメロン監督が革新的な3D映像を生み出し、全世界興行収入歴代1位の大ヒット作となった「アバター」の約13年ぶりとなる続編。前作から約10年が経過した世界で、新たな物語が紡がれます。
歴史的一作であることは間違いないです。リアルタイムで映画館で観られるのは幸運というほかない、それくらいの映画だと思います。「すごかったね」「いや泣いちゃったわ」など感想を言うのが楽しい作品でもあるので、クリスマスのレジャーやデートにうってつけかも。
「愛したはずの夫は別人だった――」。物語が面白い、どっしりとした映画を観て考えさせられたい、という人におすすめ。
弁護士の城戸(妻夫木聡)は、依頼者の里枝(安藤サクラ)から、亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身元側査という奇妙な相談を受ける。数年前、里枝は離婚を経て、子どもを連れて故郷に戻り、そこで出会った「大祐」と再婚。新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていた。しかしある日、「大祐」が不慮の事放で死去。長年疎遠になっていた大祐の兄・恭一(眞島秀和)が法要に訪れ、遺影を見て「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる……。
「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」とはまた違ったジャンルの“感想を言うのが楽しい作品”。自分の解釈はどうだったのか、あのシーンはなんだったのか、いろいろ語り合って映画の沼に肩まで浸かってください。
以上、映画.com的「クリスマスのお家やデートで観てほしい“おすすめ映画”10選」でした。観たい作品はありましたか? これからも、皆様の日常が、映画を通じて豊かになりますように!
PR
©2024 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。