片山慎三監督×柳楽優弥「ガンニバル」、第35回東京国際映画祭でワールドプレミア決定
2022年9月20日 18:00
ディズニープラスのコンテンツブランド「スター」の日本発オリジナルドラマ「ガンニバル」が、第35回東京国際映画祭のTIFFシリーズ部門に出品され、ワールドプレミアを迎えることが決定した。
2018年に連載が開始され、累計発行部数200万部を超える二宮正明氏による同名サスペンスコミックを実写ドラマ化。「誰も知らない」で史上最年少となる若干14歳で、第57回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞し、「ディストラクション・ベイビーズ」「浅草キッド」などで知られる柳楽優弥が主演し、「人が喰われているらしい」と噂される村で、狂気の世界へと誘われていく警察官・阿川大悟を体現している。
物語の舞台は、都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」。警察官の阿川は、ある事件をきっかけに供花村の駐在として左遷され、犯罪とは無縁の平和な土地で、家族と静かに暮らしていた。しかし、ひとりの老婆の奇妙な死をきっかけに、彼は少しずつ村の異常性に気付いていく。そして、「この村では人が喰われているらしい」という衝撃の噂を耳にする。
映画作品だけでなく、テレビ放送、インターネット配信などを目的に製作されたシリーズ作品の秀作を選出し、公開に先駆けて上映する「TIFFシリーズ部門」。同部門では、「ガンニバル」の1、2話が上映されることになった。
監督を務めたのは、「岬の兄妹」「さがす」が高く評価された鬼才・片山慎三。今回のワールドプレミア上映について「全キャスト、全スタッフ、関わった皆が、全世界に向けて配信できるクオリティのドラマをつくることを目標に4カ月半ものあいだ妥協なく切磋琢磨して来ました。つい最近撮影を終えて、その目標は達成出来たのではないかと思っています。10月の東京国際映画祭でのワールドプレミアの反応が非常に楽しみです。配信ドラマ、映画、関係なく今後、映画祭で上映されることがどんどん増えていくことを願っています」とコメントを寄せている。
「ガンニバル」は12月28日から、ディズニープラスで配信開始(初回のみ、2話配信)。第35回東京国際映画祭は10月24日~11月2日、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。
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