サム・メンデス監督、スーパーヒーロー映画の舞台裏を描くコメディドラマを演出
2022年8月16日 12:00
米有料チャンネルHBOが、「アメリカン・ビューティー」「1917 命をかけた伝令」のサム・メンデス監督が企画したコメディドラマのパイロット版制作にゴーサインを出したと、米バラエティが報じている。
「ザ・フランチャイズ(原題)」と題されたドラマは、スーパーヒーロー映画に携わる製作スタッフの苦悩を描く1話30分のコメディドラマ。メンデス監督の原案をもとに、アーマンド・イアヌッチ(「官僚天国! 今日もツジツマ合わせマス」)がジョン・ブラウン、キース・アクシエとともにストーリーを作成。メンデス監督がパイロット版の演出を手がけるという。
舞台演出家として活躍していたメンデス監督は、初監督作「アメリカン・ビューティー」でいきなりアカデミー賞監督賞を受賞。その後、「ロード・トゥ・パーディション」「ジャーヘッド」「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」を経て、大ヒットシリーズの「007 スカイフォール」と「007 スペクター」のメガホンをとった。特に「007 スカイフォール」はシリーズ最高傑作との呼び声が高い。
メンデス監督は、アカデミー賞10部門にノミネートされた「1917 命をかけた伝令」などの映画作品を手がける一方、「ナイトメア」や「インフォーマー 潜入スパイ」などのテレビドラマの制作総指揮を担当。しかし、自らテレビドラマの演出を手がけるのは「ザ・フランチャイズ(原題)」が初めてとなる。