「グッドフェローズ」のレイ・リオッタさんが死去 デ・ニーロ「悲しみの念を禁じ得ない」と追悼
2022年5月27日 16:00
写真:REX/アフロ「グッドフェローズ」「フィールド・オブ・ドリームス」など多くの作品で知られる米俳優レイ・リオッタさんが5月26日、新作「Dangerous Waters(原題)」の撮影で滞在していたドミニカ共和国で就寝中に死去していたことがわかった。67歳だった。
リオッタさんは、ケビン・コスナーと共演した大ヒット映画「フィールド・オブ・ドリームス」(89)で実在のMLBスター、ジョー・ジャクソン選手を演じ、同作はアカデミー賞3部門にノミネートされた。また、マーティン・スコセッシ監督の傑作「グッドフェローズ」(1990)では実在のマフィア、ヘンリー・ヒルを演じて批評家らに高く評価され、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシと共演した同作はアカデミー賞6部門にノミネートされた。
リオッタさんの訃報に、デ・ニーロは「悲しみの念を禁じ得ません。私たちを残して逝くには若すぎます。彼の冥福を祈ります」と声明を発表。「グッドフェローズ」でリオッタさんの妻役を演じたロレイン・ブラッコも「悲しい報せに大きな衝撃を受けています。色々な国で色々な人から『グッドフェローズ』が好きだと声をかけられました。いつもあの映画を撮影していた時の一番好きな思い出を聞かれ、その都度レイ・リオッタと答えてきました」とSNSにコメントを投稿している。
リオッタさんは1954年ニュージャージー州ニューアーク出身。マイアミ大学で演劇を学び、ニューヨークに移って78年にメロドラマ番組「Another World(原題)」で俳優デビューし、81年まで出演した。ロサンゼルスに移住後、83年に初めての映画「The Lonely Lady(原題)」に出演。86年のアクションコメディ映画「サムシング・ワイルド」(メラニー・グリフィス&ジェフ・ダニエルズ主演)で注目を集め、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされた。2005年には医療ドラマ「ER緊急救命室」にゲスト出演してエミー賞を受賞。その他の代表作は「乱気流 タービュランス」「コップランド」「ハンニバル」「ブロウ」「NARC ナーク」「ジャッキー・コーガン」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命」「マリッジ・ストーリー」など。リオッタさんが出演する新作は、エリザベス・バンクス監督「Cocaine Bear(原題)」が23年2月24日から全米公開、アップルTV+のクライムシリーズ「Black Bird(原題)」が7月8日から配信開始が予定されている。
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