ジャッキー・コーガン
劇場公開日 2013年4月26日
解説
ブラッド・ピットがクールな殺し屋ジャッキー・コーガンを演じるサスペンスドラマ。監督は「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2007)でもピットとタッグを組んだアンドリュー・ドミニク。「優しく、殺す」をモットーにする殺し屋ジャッキーは、「ドライバー」と呼ばれるエージェントから、賭博場強盗の黒幕を捜索する依頼を受ける。ジャッキーは前科のあるマーキーを探し出すが、実際に強盗を仕組んだのは別の悪党3人組であることが発覚。さまざまな思惑が交錯するなか、ジャッキーは事件にかかわった人間を皆殺しにすることを決める。共演にリチャード・ジェンキンス、ジェームズ・ガンドルフィーニ、レイ・リオッタ、サム・シェパードら。
2012年製作/97分/R15+/アメリカ
原題:Killing Them Softly
配給:プレシディオ
スタッフ・キャスト
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2022年6月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
◆感想・・になっていません。
・私の手元のフライヤーには
”2012年カンヌ国際映画祭に出品され、世界中の映画批評家達から過去類を見ない程の最高のレビューが飛び交った本作”
と記載されているのだが・・。
『本当かよ!』
・”アメリカ社会の闇をスタイリッシュに、そしてリアルに描き出している。
時代背景の裏表、登場人物たちの価値観やその行動に出た理由など、深読みしていくと面白い・・。”
という観方もあるのかもしれないが・・。
・ブッシュや、オバマ大統領たちのTVで流れる演説を冷ややかに見ながら、バーのカウンターで殺しについて話をする、ジャッキー・コーガンを演じたブラッド・ピッドの表情や、”優しく”暗黒街の賭場で起きた強盗犯たちを始末する姿などは、政治家たちに対し、”綺麗ごと言ってんじゃねえよ!、”という社会派作品と言えるかもしれない。
<今作公開の2012年頃だと、このような映画も”社会派”として捉えられていたのかなあ・・。
”プランB ”が製作に関わっていたので、そういう事にしておこう・・。>
2021年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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殺し屋を中心としたハードボイルド・タッチの物語。賭博現場に強盗に入ってドラッグディーラーの資金を得ようとしたフランキーとラッセル。ボスのジョニーに状況を教えてもらい、ほぼ独自で強盗をする二人。元締めだったマーキー(レイ・リオッタ)はかつて、似たような状況で売上金をくすねたという過去もあったため、今回も疑われる羽目に。そして、殺し屋の元締め(リチャード・ジェンキンス)に依頼されたジャッキー・コーガン(ブラッド・ピット)は強盗実行犯を見つけ、ついでにマーキーをも殺すことに・・・
なんとも暗く、アメリカの闇が染みついたような犯罪者たち。ジャッキーは顔見知りのターゲットを殺るのを避けようと、NYから老いぼれた殺し屋ミッキーを呼び寄せるものの、彼は酒を飲み過ぎて使い物にならなかったという笑えるエピソード。しかし、優しく殺すことがモットーであるジャッキーは冷静にことを運び、確実に消していくのだった。
街頭広告やテレビではブッシュとオバマの演説が常に映し出され、変革を求めるアメリカという国に根付いた闇の世界を描いていた。アメリカは一つ!しかし、ジャッキーは「アメリカは国ではないビジネスなんだ」と静かに語る。この政治論点と彼の存在がかけ離れている渋い雰囲気がたまらない。途中までは人間関係と力関係が言葉と現実じゃ違うなぁ~などと、興ざめするような展開だったけど、やっぱり勝つのは銃だったりして、裏のアメリカを見せつけてくれた。そんな腐った状況でも人は夢を持っている。出来ないことはない。Yes,We Canなのだ。よくわかりませんが。
何だかこういう汚い感じの訳わからん映画を作りたがる感じが分からん。ピットさんも出てるけど雰囲気だけで持たせる。何が言いたいんだか、アメリカって幻想だけで生きてて差別がいっぱいですよー、という事でしょうか?
2021年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
シンプルな内容だがセリフでみせる
初期のタラ監督作品と通じるものを感じた
賭場の襲撃シーンは緊張感があり怖かった
ニューヨークから呼んだ殺し屋が酒ばかりくらって
さっぱり仕事をしないところがサイコーだ ブラピの困り顔もいい
でも最後ににちゃんと結果を出すブラピ この落差がクールだ
ワンスアポンナタイム…にも通ずるような
文脈は忘れたが 疫病が流行るぞ のセリフが予言的
レイ・リオッタはハンニバルのときと同じくついてない
これシリーズものか? 続編観たい
なかなかの掘り出しモノだった
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