奥田裕介監督「誰かの花」に中野量太監督、小路紘史監督、藤元明緒監督ら絶賛コメント
2022年1月11日 19:00

2021年12月18日から24日まで横浜シネマ・ジャック&ベティで先行上映された、同館30周年企画映画「誰かの花」。1月29日から同館、ユーロスペースほかで全国順次公開されるのに先立ち、中野量太監督らの絶賛コメントが寄せられている。
本作の監督に起用された奥田裕介監督は、劇場デビュー作「世界を変えなかった不確かな罪」(2017)がコアな映画ファンを中心に高い評価を受けた注目の新しい才能。長編映画2作目となる本作では、団地のベランダから落ちた植木鉢の事故をめぐる偽りと真実の数々をオリジナル脚本で描き、第34回東京国際映画祭「アジアの未来」部門に正式出品された。横浜出身の監督ならではの視点で、そこに住まう人と心を真摯に丁寧に捉えた“現代の悲劇と救い”の物語に注目が集まっている。
主演は「ケンとカズ」のカトウシンスケ、「東京家族」の吉行和子、「それでもボクはやってない」の高橋長英。さらに和田光沙、テイ龍進、篠原篤、村上穂乃佳らの演技派俳優に加え、横浜に縁の深い大石吾朗、渡辺梓、寉岡萌希、堀春菜、笠松七海などが集結。子役の太田琉星は、本格的な映画出演が初めてとは思えない演技をみせる。
「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督は、「たった一言の台詞で、映画の中にグッと引き込まれることがある。たった一つの仕草で、映画の中がパッと豊かになることがある。映画のマジックみたいなものだ。だからこそ難しく、そんな映画には滅多に出会えない。と思っていたら、『誰かの花』の登場人物たちの些細な言動に、僕は何度も心を揺り動かされた。やられた。静かに大胆に愛を持って人間を描き切ろうとする奥田監督の仕業だ」とコメント。
「ケンとカズ」の小路紘史監督も「『誰かの花』でのカトウさんの孝秋というキャラクターは他のどの作品でも見る事のない、力強く揺るぎないけどとても繊細な“眼差し”でした。そんなカトウさんの眼差しを引き出した奥田監督の手腕に激しく嫉妬です。 10年経っても全く色あせないであろうこの『誰かの花』は必ず今、映画館で見るべき映画です!」と絶賛。
「海辺の彼女たち」の藤元明緒監督は「奥田監督は物語の面白さと引換えに、映画に宿る人々を断罪するような事は決してしない。その作家としての勇気と優しさに満ち溢れた贈り物が、どうかあなたの心に届きますように」と述べ、他に演出家の倉本朋幸、俳優の片岡礼子、サヘル・ローズらが称賛のコメントを寄せている。
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