奥田裕介監督「誰かの花」公開日決定! ポスタービジュアル&場面写真も披露
2021年9月2日 13:00

(C)J&B30製作委員会
奥田裕介監督の長編2作目「誰かの花」が、12月18日から24日まで横浜のシネマ・ジャック&ベティで先行上映、2022年1月29日より同館及び渋谷のユーロスペースほかで全国順次公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと場面写真が公開された。
「誰かの花」は、横浜のミニシアター、シネマ・ジャック&ベティ30周年に向けて企画・製作された映画。監督に起用された奥田監督は、劇場デビュー作「世界を変えなかった不確かな罪」(2017)がコアな映画ファンを中心に高い評価を受けた注目の新しい才能だ。長編2作目となる本作は、横浜出身の監督ならではの視点で、そこに住まう人と心を真摯に捉え丁寧に描いた物語となっている。

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出演は、「ケンとカズ」のカトウシンスケ、「東京家族」の吉行和子、「それでもボクはやってない」の高橋長英に加え、和田光沙、テイ龍進、篠原篤、村上穂乃佳ら実力派俳優、さらに横浜に縁の深い大石吾朗、渡辺梓、寉岡萌希、堀春菜、笠松七海などがジャック&ベティ30周年映画に集結した。子役の太田琉星は、本格的な映画出演が初めてとは思えない演技をみせる。
奥田監督は「映画を撮る上で『ある悲劇が“善意”から始まったら、その先に救いはあるのか』というテーマを持っています。私が思う“救い”は『言葉にできない感情に置き場所ができる』ことだと思っています。『赦されるための何か』を探している登場人物たちと一緒に、監督である私も『赦される何か』を探しながら完成させた映画です」と作品に込めた思いを語る。

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物語は、横浜のとある団地で起きた出来事に関わる人々の不確かな思いが交錯していく様を描くもの。公開されたポスタービジュアルは、団地の前の坂道を3人の親子が支え合って歩く後姿を捉えた印象的なものとなっている。
飯塚冬酒プロデューサーは「ジャック&ベティの30周年企画作品ということで、ご参加、ご協力いただいた方々も多く、いかに愛されている映画館であるかを本作に携わることを通じてひしひしと感じました。奥田監督をはじめ、みなさまの思いが込められた映画が横浜から全国へ、そして世界へ拡がっていく、そんな夢をぜひ応援してください」とコメントしている。