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第三者の脳に入り込んでの遠隔殺人システム描く ブランドン・クローネンバーグ「ポゼッサー」3月4日公開

2021年12月20日 08:00

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「ポゼッサー」ビジュアル
「ポゼッサー」ビジュアル
(C)2019,RHOMBUS POSSESSOR INC,/ROOK FILMS POSSESSOR LTD.

2020年のサンダンス映画祭でワールドプレミアされ、各国の映画祭のあらゆる部門で39のノミネートと15の受賞を果たしたブランドン・クローネンバーグ監督「ポゼッサー」(原題:POSSESSOR)が2022年3月4日から公開される。

鬼才デビッド・クローネンバーグの遺伝子を受け継いだ息子ブランドンが、「アンチヴァイラル」から8年ぶりに発表した長編第2作。第三者の脳に入り込み所有者<ポゼッサー>として殺人を行う完全無欠の遠隔殺人システムで、人格を乗っ取られた男との生死を賭けた攻防を、冷徹で研ぎ澄まされた映像美で描く。主演は「マンディ 地獄のロードウォリアー」「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」のアンドレア・ライズボロー。意識を乗っ取られる男に「ファースト・マン」「ピアッシング」のクリストファー・アボット

タシャは、殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者。上司のミッションのもと、特殊なデバイスを使ってターゲットに近しい人間の意識に入り込む。そして徐々に人格を乗っ取っていきターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。すべてが速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める。

インセプション」(2010)、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」(1995)、「マトリックス」(1999)などを想起する斬新な設定で、全米映画批評家サイト・ロッテントマトでは200件以上のマスコミレビューがありながらも満足度94パーセントの高評価を獲得した。父親譲りの様式美と過激描写に加え、執拗なバイオレンス&セックス描写にスタイリッシュなカメラワーク、面妖な色彩の映像、そして冷徹かつ異常な物語と世界観が観る者の心に深い傷跡を刻む。

ある日、まるで自分が自分でないような感覚に襲われ、急遽自身の人格を再創造する必要を迫られたというクローネンバーグ。本作は、その彼自身の経験から着想を得て製作された。他人の身体に入り込み、人格をコントロールしていく過程で工作員の女と完全にコントロールされているはずの男の自我は、次第にひとつの身体の内で混ざり合っていく。

2022年3月4日からヒューマントラストシネマ渋谷・アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

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