ピアッシング
劇場公開日 2019年6月28日
解説
村上龍の同名小説を「ファースト・マン」のクリストファー・アボット、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ主演で映画化したサイコスリラー。自身の幼い娘をアイスピックで刺したいという衝動に駆られていた男はその衝動を抑えるため、ホテルに呼び出したSM嬢を殺害する計画を立てる。しかし、計画は男の思惑通りには運ばず、ホテルの部屋に到着した女はいきなり自分自身の体を傷つけて倒れこんでしまう。殺人衝動を持つ男と自殺願望を持つ女。奇妙な磁場に吸い寄せられるかのように出会うこととなった男女の悪夢のようなシュールな一夜が幕を開ける。監督はハリウッド版「呪怨」リブート作品でメガホンを取ったニコラス・ペッシェ。
2018年製作/81分/PG12/アメリカ
原題:Piercing
配給:パルコ
オフィシャルサイト スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2020年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
・リード(クリストファー・アボット)は自らの幼子にアイスピックを向けるが必死に制御し、代わりにSM嬢をアイスピックで殺害することで、欲望を満足させようとするが・・
ー現れたジャッキー(ミア・ワシコウスカ)は、彼以上の性的倒錯者だった・・。いきなり自分の足をアイスピックで突き刺し始めるは、リードにハルシオンを飲ませて、昏倒させるは・・。完全に主導権を握り、遣りたい放題である。彼女の自傷性も露わになる。-
その中でリードがアイスピックで人を刺したい欲求の源泉が垣間見えたりはするが、ストーリー展開が粗いので、ナカナカ付いていくのが難しい作品。
ー彼らの”SMごっこ”は、お互いの体を傷つけながら、続くのであった・・・。
”その前に、スープ飲まない?”-
<村上龍の作品の狂気性を映像化しようと、ニコラス・ペッシェ監督は頑張ったようだが、原作の雰囲気は出せたのかな?
村上龍さんのコメントは「原作者として120%満足しています」だったが、ジャッキーにハルシオンを飲まされたんじゃないのかと、勘ぐってしまった作品。
今作品で一番、強烈だったのは、ミア・ワシコウスカの演技。これは、強烈だったなあ。>
2020年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
いやはや、リード氏、変態でしょ。まぁ、予行演習は必要なのだろうけど、あまり衝動的ではないよね。もう計画立てるという行為自体が変態的なわけで、実際に派遣SM嬢ジャッキーがやってきても戸惑ってばかり。この練習がとにかく笑えた。
ポケベルを使ってることから、時代は80年代かと思われるのですが、音楽がまた微妙に色んな時代を彷徨っていた。ゴブリン風だったり、キース・エマーソン風だったり、AORのようなBGMだったりと、70年代から80年代を行き来していた気がします。冒頭の制作会社ロゴもノイズが入っている映像だし、全体的にフィルムを意識したような古臭い色彩。赤い絨毯なんかはリンチ風だったりします。
実際、自傷癖の人はいるものだし、それを他人にまで実践するサイコキラーだっている。たまたま巡り合った男と娼婦が互いに欲望をぶつけ合うストーリーも確率0%ではないのだろう。しかし、リードの妻モナの心理描写が足りなくて理解に苦しみます。もしや、彼女も人を差す快感の持ち主なのか?そうなると「おまえモナー」という2chっぽいギャグに落ち着くのですが、本編もなかなかシュールなギャグで締めくくられてる。
妄想or回顧シーンもグロくて痛々しいのですが、最も印象に残るのは睡眠薬入れられてドカーンと衝撃音とともに倒れるシーン。あぁ、あの薬はそんなに強烈なのか!?と、試したくなくなること請け合いだ。
2020年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
殺人衝動にかられた男性が、SM譲を殺害する目的で呼び出すが・・・というストーリー。
サイコスリラーとしては良く出来ているように感じました。
殺人を目的とする主人公、意図不明なSM譲。その展開が興味をそそり、ラストまで飽きさせません。
しかし、自傷シーンを始め、かなり酷いシーンが多く、私は目を背けたくなりました。サイコスリラーなので仕方がないのでしょうが、私的評価はやや低めです。
2020年3月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
現実と幻覚、苦痛と快感、苦悶と笑顔、
すべてが綯交ぜでスリリングな展開。
死を意識させることで生きる喜びをより感じることができる 。
ちょっと風味付けの違うラストランゴインパリみたいな感じです。
すべての映画レビューを見る(全17件)