イーストウッドの監督デビュー50周年を渡辺謙、佐藤浩市、スピルバーグらが祝福 スポット映像も公開
2021年12月10日 08:00
91歳にしてなお現役を続けるクリント・イーストウッドの監督デビュー50周年記念作品「クライ・マッチョ」の公開が控えるなか、各界著名人から長年の偉業、功績を讃えるコメントが公開された。
コメントを寄せたのは、「硫黄島からの手紙」(2006)に出演した渡辺謙を始めとする、イーストウッドに縁のある著名人たち。アカデミー賞受賞作を日本でリメイクした「許されざる者」(13)でも主演を務めた渡辺は「彼の映画作りは、いくつになっても無理せず、スタッフを信じて1日ずつカットを積み上げていくんです。多分、呼吸するのと同じくらい自然なんです」と、イーストウッドとの撮影当時を懐かしむコメントを寄せた。
そのほか、同じく「硫黄島からの手紙」に出演した中村獅童、伊原剛志、日本版「許されざる者」を手掛けた李相日監督、「許されざる者」出演の佐藤浩市、忽那汐里らのほか、イーストウッドの大ファンとして対談経験もある漫画家の荒木飛呂彦、共に映画界を牽引するスティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、ジョージ・ルーカスらもコメントを寄せている。
あわせて「クライ・マッチョ」のスポット映像も披露された。本当の強さを問いかける「希望編」(https://youtu.be/Gijrm61OKvI)、イーストウッド演じるマイクと少年ラフォの出会いと旅路が濃縮された「ストーリー編」(https://youtu.be/ZEYgKGJSIqA)、イーストウッドを讃えるコメントの数々とエモーショナルな映像を使用した「コメント編」(https://youtu.be/_DvHmZ7CXAY)の3本となり、ナレーションは、故・山田康雄からイーストウッドの吹き替えを引き継いだ多田野曜平が担当している。
「クライ・マッチョ」は2022年1月14日から全国公開。著名人のコメント全文は以下の通り。
クリント、新作の公開おめでとうございます。彼の映画作りは、いくつになっても無理せず、スタッフを信じて1日ずつカットを積み上げていくんです。
多分、呼吸するのと同じくらい自然なんです。だから俳優達も自然に、その呼吸に合わせているだけで、役が息づいて来るのです。
本当にクリントとの時間は刺激的で楽しかったなぁ…。
ハリウッドからイタリアに渡り、レオーネやモリコーネらと新しい西部劇を構築してハリウッドに凱旋、その遍歴経験があるからこそ世界中で彼の作品は愛される。
創作を糧に現役91才!監督50周年!
僕は荒野のストレンジャーのテイストが大好きだ!
親愛なる監督!
50周年 おめでとう御座います。
私が58歳なので50年という月日の重さを非常に感じます。
「硫黄島からの手紙」でご一緒した際、ランチの時にエキストラが並んでる列に混じって一緒に並んでた姿を見て、何て偉ぶらない自然な方なんだと思い感動しました。
撮影中、殆ど座らずに没頭して臨んでる姿、私達の意見をちゃんと受け止めてくれる姿、今でも撮影する時には、いつも自分の中に監督だったらどうだろう?と考えて臨んでる自分がいます。
あなたと仕事出来た事は私の宝です。
あなたは私の目標です。
又、ご一緒出来る日まで。
「硫黄島からの手紙」で長年の憧れであるクリント・イーストウッド監督とご一緒させて頂きました。
緊張していた私に対しいつも同じ目線で会話をしてくださり、いつの間にか大スターということを忘れてしまうほど優しく接してくださいました。
私にとって一生の思い出です。
クリント・イーストウッド監督、50周年おめでとうございます。
私の生まれ年に公開された「許されざる者」のリメイクに携わる時、大きな責任感と誇りを感じながら撮影しました。
今でもこの作品は私のターニングポイントとなった特別な思い入れのある作品です。これからも大先輩の作品からたくさん学んでゆきます。
イーストウッド監督作品は50周年。いつ観ても、どれを観ても、ずーーっと面白い。
その流れにある新作『クライ・マッチョ』公開は本当に嬉しい出来事!誇り高い気持ちにさえなる。周りを『グラン・トリノ』のスタッフが固めているなら、もっと尚更だ。
お会いすると作品を熱く語るイーストウッドにいつも魅了されます。スタッフに注意されるほど私とお話ししたがっていたのはもはや一生の自慢話。
一緒に食べたチョコレートケーキ美味しかったね。
クリントはアメリカを象徴する監督だ。彼の心には、物語を伝える情熱が溢れている。
往年のハリウッドスタイルにつながる最後の存在は、イーストウッドだ。
クリントの作品にはハリウッドの歴史が詰まっている。
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