【今夜はオリンピック閉会式】サッカー、卓球、サーフィン…スポーツの感動を味わえる映画6選【映画.comシネマStyle】

2021年8月8日 15:00

「風が強く吹いている」「ベッカムに恋して」「ライド・ライク・ア・ガール」などをご紹介!
「風が強く吹いている」「ベッカムに恋して」「ライド・ライク・ア・ガール」などをご紹介!

毎週テーマにそったおすすめ映画をご紹介する【映画.comシネマStyle】。

7月23日に開幕し、数々の熱戦とともに感動を届けてきたオリンピック。メダル獲得のニュースは連日、日本中を大いに盛り上げました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う開催延期など、様々な困難がありましたが、始まってしまえば早いもので、閉会式が本日8月8日に行われます。そこで今週は、「スポーツの感動を味わえる映画」6本をご紹介します。


▽「走る理由」を胸に、10人で1つのタスキをつなぐ 音にも注目したい駅伝映画
 「風が強く吹いている」(2009年製作/133分/大森寿美男監督)

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第135回直木賞を受賞した「まほろ駅前多田便利軒」や「舟を編む」などで知られる作家・三浦しをん氏の同名小説を映画化。箱根駅伝に挑む大学生たちの青春を描いています。

【あらすじ】
 箱根駅伝出場を夢見る寛政大学4年生のハイジ(小出恵介)は、事件を起こして陸上から遠ざかっていた天才ランナーの新入生カケル(林遣都)と出会う。致命的な怪我で夢を諦めかけていたハイジだったが、自身が寮長を務める「竹青荘」にカケルを強引に入居させ、弱小陸上部のメンバーとともに、駅伝出場を目指す。

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冒頭では、小さな食堂で食事を終えたハイジとカケルが突然駆け出します。カケルは「食い逃げですか?」と驚きますが、実はカケルの走りを見たかったハイジの策略。ふたりの快走をたっぷりと映したあと、美しい桜並木をバックにタイトルが現れ、疾走感のある、一気に物語へと引き込まれるオープニングです。

「およそ長距離ほど、才能と努力の天秤が努力の方に傾いている種目はない」。劇中で短距離と比較し、長距離について、ハイジはこのように語ります。最初は、様々な形で寮生活を支えてくれていたハイジへの恩返しのつもりで(これも彼の策略だったことが後に明らかになりますが)、半ば無理やり箱根駅伝を目指すことになった部員たちですが、やがて自分の「走る理由」を見つけ、全力で走り抜けていきます。ある者は長年の夢を叶えるため。またある者は大切な仲間のため。そしてある者は――部員たちそれぞれのドラマや成長が、丹念に紡がれていきます。10人で1本のタスキをつないでいく姿に、過酷な練習の日々や、彼ら全員の思いが宿っており、否応なく心を揺さぶられるのです。

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また本作で非常に印象的なのが、音。力強いシューズの音、選手たちの荒い息遣い、そして耳のそばで聞こえる風の音。そんな音に耳を傾けると、まるで一緒に走っているかのような臨場感があります。彼らとともに走り抜けたあとに見える景色には、胸が熱くなること間違いなしです。

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▽勇気と元気がもらえる、最高にキュート&ハッピーなスポーツ映画
 「ベッカムに恋して」(2002年/112分/グリンダ・チャーダ監督)

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英国総督 最後の家」「カセットテープ・ダイアリーズ」のインド人映画監督グリンダ・チャーダが手掛けた青春ムービー。パーミンダ・ナーグラがサッカーとベッカムに夢中なインド人少女役で主演し、キーラ・ナイトレイが友人役、ジョナサン・リース=マイヤーズが女子サッカーチームのコーチ役で共演しています。

【あらすじ】
 ロンドン郊外で暮らすインド系イギリス人のジェス(ナーグラ)は、サッカーとベッカムが大好きな18歳の女の子。公園で男友達とサッカーをして遊んでいたジェスは、地元のクラブチームに所属するジュールズ(ナイトレイ)に声をかけられる。練習場を訪れたジェスは、コーチのジョー(リース=マイヤーズ)にも才能を見込まれチームに加わる。しかし、母親にユニフォーム姿でいるところを見られ、チームを辞めるよう言い渡されてしまう。

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公開当時、世界中が夢中になっていた“ベッカム”。テレビや雑誌はこぞって特集を組み、街を歩けば彼の髪型をマネした男の子を何人も見かけたものです。

本作の主人公ジェスは、そんなスーパースター・ベッカムに夢中な女の子。プロサッカー選手のようにピッチを駆けまわり、華麗にゴールを決めることを夢見ていますが、保守的なインドの家庭に生まれた彼女は、年頃を迎えたことで“女性らしい振る舞い”をするように両親からプレッシャーをかけられます。

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両親の期待に応えなきゃと思う一方、地元のクラブチームに加わったことでサッカーへの情熱はますます高まり、やがてその思いは隠し切れないほど大きく膨らんでいきます。両親に反対されても、文化の壁や周囲の偏見に阻まれても、「サッカーをやりたい」という気持ちは止められない。逆境にめげず、自分の気持ちに正直に生きる姿は、見た人の心を力強く勇気づけてくれます。

ナイトレイ扮するジュールズと、リース=マイヤーズ演じるコーチとの三角関係の恋も甘酸っぱく、キュンキュンすること請け合いです!

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▽実話を基にした王道のスポ根映画 迫力の卓球シーンにも注目を
 「ハナ 奇跡の46日間」(2012年/127分/ムン・ヒョンソン監督)

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1991年、世界卓球選手権で韓国と北朝鮮が結成した史上初の南北統一チームの実話を、「第7鉱区」のハ・ジウォン&「空気人形」のペ・ドゥナ共演で映画化。次第に友情が育まれていく統一チームの姿を描きます。

【あらすじ】
 1991年、韓国ではスター選手ヒョン・ジョンファ(ハ・ジウォン)の活躍で卓球ブームが巻き起こっていたが、強豪・中国を倒すことができずにいた。そんな折、日本で開催される世界選手権を前に、韓国と北朝鮮による統一チーム「コリア」が結成される。ライフスタイルや練習方法の違いにいがみ合うばかりだったが、ジョンファと北朝鮮のリ・プニ(ペ・ドゥナ)をはじめ、選手たちは卓球を通して次第に距離を縮めていく。

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反発しあっていたチームがやがて結束→試合を勝ち進む→強敵に挑むという王道の展開ながら、エンドロールに流れる本人映像など、“実話”という事実が胸に迫ります。プレッシャーに弱い選手が覚醒する瞬間、北朝鮮の選手に恋した韓国の選手の姿、情熱的なヒョン・ジョンファと冷静なリ・プニによるダブルスなど、語りたくなる人間ドラマはもちろん、汗が飛び散る白熱の試合シーンにも注目を。

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試合を終えた後の別れの場面では、ジョンファがプニに「こんな時何て言えばいい? 電話する? 手紙を書く? 無理なのに」と泣きながら問いかけるシーンがあります。それに返すプニのセリフが心に沁みて沁みて……。何度見ても泣いてしまう大好きなシーンです。

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▽決して諦めない スポーツが心の支えとなる再起の物語
 「ソウル・サーファー」(2011年/106分/ショーン・マクナマラ監督)

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東京オリンピックより新競技となり、日本の五十嵐カノア選手が銀メダル、都筑有夢路選手が銅メダルを獲得し、盛り上がりを見せたサーフィン。そんなサーフィンによって、ひとりの少女が再起する実話をもとにしているのが本作です。

【あらすじ】
 2003年、ハワイの海とサーフィンをこよなく愛する13歳の少女ベサニー(アナソフィア・ロブ)は、サーフィン中にサメに襲われ左腕を失ってしまう。全てに絶望し、サーフィンを辞めて新しい生活を始めたベサニーだったが、どうしてもサーフィンを忘れることができず、再びプロサーファーを目指すことを決意。家族に支えられながら厳しい特訓を繰り返し、競技大会に出場する。

ハワイの海を愛し、愛されている少女ベサニーは、朝から晩までサーフィンのことで頭がいっぱいな真正のサーファー。13歳にして有名サーフメーカーからのタイアップも決まるほど、多くの人が注目する選手でした。そんな彼女が大好きなサーフィンをしている最中、サメに襲われ一瞬にして左腕を持っていかれてしまいます。もはや、海に入ることにすら恐怖を覚えてしまうような出来事を体験した彼女ですが、それでもサーフィンと海を愛する気持ちは強く、入院中でも海に戻ることを切望するのです。彼女のその純粋なサーフィンへの思いに、オリンピックで多くの感動を与えてくれるアスリートの気高さの真髄を見た気がしました。

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果敢にも海に再び挑んだベサニーですが、やはり以前のようなプレーができるようにはならず憤りを感じてしまいます。そんななか彼女を支えたのは、家族と仲間たちでした。悲劇的な事故で、ベサニー以上に打ちひしがれてしまう両親や兄弟たちも、それぞれ彼女を支えようと、できる限りのサポートをします。そして、サーフィンの仲間でありライバルである友人たちとの真剣なぶつかり合いが、彼女をまた強くし、夢への道を照らしてくれるのです。アスリート本人だけでなく、こういった周りの人々の支えや思いが積み重なったドラマとして伝わってくるからこそ、多くの人の心を揺さぶるのかもしれません。

またこの物語の驚くべきところは、実話であるというところです。実際のベサニーは、映画で描かれた出来事の後でもさらなる活躍を見せ、母となったいまもサーフィンを続けています。何事も強い心で諦めなければ、きっと道は開けるという勇気を、彼女からもらえることでしょう。

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▽お互いを高めあい、尊敬しあうことに、人種も国籍も関係ない
 「タイタンズを忘れない」(2000年/114分/ボアズ・イェーキン監督)

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東京オリンピックの新競技・スケートボードでは日本人の活躍はもちろん、国を超えた選手たちのお互いを称えあう姿勢に多くの注目が集まりました。その姿同様に、スポーツマンシップとは、全ての者に平等に向けられ、お互いを尊敬しあうことそのものだと感じさせてくれる本作。公民権運動の真っただ中、保守的な田舎町のフットボールチームをめぐる実話を、デンゼル・ワシントン主演で描いた感動スポーツ映画です。

【あらすじ】
 1971年、公民権運動による人種差別撤廃が叫ばれるアメリカ。バージニア・アレキサンドリアの田舎町ではその余波で、白人と黒人の高校が統合されることとなる。人々の大きな反対のなか、フットボールチームの「タイタンズ」が結成される。しかし、そのヘッドコーチに任命されたのが、黒人のハーマン・ブーン(ワシントン)だったことで、より多くの反発を受ける。人々に信頼され、いままでヘッドコーチを務めていたビル(ウィル・パットン)は、ハーマンのためにその地位を追われ、渋々アシスタントコーチを務める。黒人・白人ともに、それぞれを忌み嫌い協力しあわない選手たちに対して、ハーマンは厳しい指導と、お互いを知ることを義務付ける。同じフットボールを愛し、真剣に挑み続ける選手たちは、次第に和解し、チームも快進撃を続けていく。

いまだに社会から拭い去ることのできない、人種や国籍の壁。自分と違うものに対する嫌悪感とともに、その土地に長く根付いてしまった強い差別感情は簡単には消し去れず、いがみあう選手たちに、ハーマンは「お互いに会話すること」を求めます。同じ町に育ち、同世代のフットボール選手たち。それぞれ親がいて、好きな音楽があり、将来の夢がある。それは対話をすることで、肌の色でははかれない、その人を知ることができるようになるのです。

お互いを知ることで少しずつ分かりあう選手たちですが、それを町全体が受け入れられるかというと、そうではありません。親たちはいまだ憎しみあい、いままで仲の良かった同級生たちも彼らから離れていきます。それでも彼らの一致団結したプレイが、人々の心を少しずつ動かしていくのです。

今回、様々な困難のなか開催されたオリンピックでしたが、選手たちがお互いにリスペクトしながら、それぞれの雄姿を称えあう姿に心を打たれました。エンタテインメントもスポーツも人々の思いをのせて、多くの人の行動に影響をもたらしてくれるものと信じています。すべての人がお互いをリスペクトしあえる社会のために、自分にできることで行動していこうと、この映画が改めて思わせてくれました。

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▽諦めない気持ちが人生を切り開く
 「ライド・ライク・ア・ガール」(2019年/98分/レイチェル・グリフィス監督)
 ※「シネマ映画.com」(https://cinema.eiga.com/)で配信中!

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オーストラリア競馬最高の栄誉とされるメルボルンカップで女性騎手として初めての栄冠を手にしたミシェル・ペインの半生を映画化した感動作。「きみがくれた物語」「ハクソー・リッジ」のテリーサ・パーマーが主演。「ジュラシック・パーク」のベテラン俳優サム・ニールが共演し、女優レイチェル・グリフィスが長編映画初メガホンをとった奇跡の実話です。
(執筆:和田隆

【あらすじ】
 10人兄姉の末娘として生まれたミシェル・ペイン(パーマー)は、生後間もないころに交通事故で母が他界したが、父や兄姉たちに囲まれて健やかに成長する。ペイン家は調教師の父(ニール)をはじめ、兄姉たちのほとんどが騎手という競馬一家で、ミシェルも思春期の頃には騎手になることを願うようになる。やがて華々しいデビューを飾るミシェルだったが、落馬によって騎手生命を左右するような大ケガを負う。それでもミシェルは、亡き母と家族の思いを胸に、女性騎手では勝てないとされてきた競馬界の「聖杯」に挑むのだった。

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2015年に女性騎手として初めてG1メルボルンカップで優勝したミシェル・ペインは1985年生まれ。騎手になるまでは男性騎手との差別などに苦しめられ、18歳の時には頭蓋骨骨折の重傷を負うなど、数々の挫折を味わいます。それでも諦めずに不屈の精神で努力を重ね、家族の愛にも支えられて、自ら人生を切り開いていく姿は、深い感動を呼びます。栄冠の陰には、他人や世間にはうかがい知れない努力があること、そして馬と疾走する姿は美しく、スポーツの素晴らしさを改めて思い知らせてくれる作品です。

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「スポーツの感動を味わえる映画」セレクト、いかがだったでしょうか。オリンピックの余韻に浸っている方も、閉幕が迫り“オリンピックロス”になりかけている方も、映画を通して、新たなスポーツの感動や興奮と出会ってみてください。

(映画.com速報)

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