第7鉱区
劇場公開日:2011年11月12日
解説
洋上の石油採掘船の乗組員たちが、謎の巨大生物と死闘を繰り広げる姿を描いた3Dアクション。1970年代、石油ボーリング船エクリプス号が東シナ海の日韓共同開発区域「第7鉱区」で調査作業を行っていた。しかし、ある日突然、本部との通信が途絶え、海の上で孤立した乗組員たちが次々と何者かに襲われていく。やがて巨大な謎の深海生物が姿を現すが、その正体には驚くべき秘密が隠されていた。「光州5・11」のキム・ジフンがメガホンをとり、「TSUNAMI ツナミ」のユン・ジェギュンがプロデュース。主演は「デュエリスト」「TSUNAMI ツナミ」のハ・ジウォン。
2011年製作/101分/PG12/韓国
原題:7鉱区
配給:CJ Entertainment Japan
スタッフ・キャスト
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2.5.
2019年4月28日
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鑑賞方法:DVD/BD
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自宅で鑑賞。韓国産、原題"7광구"。韓国初の本格3Dが売りの様だが、良くも悪くもステロタイプのオンパレードで凡作の域を出ていない。首を傾げたくなる箇所が散見出来、特にクライマックス、バイクでの脱出から次のシーンへの繋がりは甚だ疑問。前半40分程は冗長な上、ラストシーンも蛇足的。ご自慢の画面も昼間やバイクが登場するシーン等では違和感極まりない。ただ“怪物”に関しては造形は兎も角『ターミネーター('84)』を彷彿させる執拗性に加え、肌の質感や叫び声を始めとした軋む様な音響や効果音は悪くなかった。50/100点。
・定番でベタな役柄だが、“ト・サング”役のP.チョルミン、熱演が伝わり、印象的。出番が少ない“ヒョンジョン”のC.イェリョンにも好感が持てた。主演“チャ・ヘジュン”のH.ジウォンは本篇内の魅力的な容姿とは裏腹に特典映像内のインタビューでは別人に見えた。
・鑑賞日:2012年6月9日(土)
2018年12月17日
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鑑賞方法:DVD/BD
なんと言うか、過去にエイリアン2やディープブルーなどを観た人だと模倣的な作品に見えます。
主人公の女の子をごり押しして作られており、この主人公が自信満々な理由すら分からなかった。
とは言え、パッケージのタンクトップ見たら、この主人公しか目に入らなくなるし、韓国らしいっちゃらしい(笑)
この作品が初めて観るモンスターアクション映画なら、十分だろうと思われる。
3D作品であった為、ムダに意味を感じないシーンが所々散見され、3Dで観賞しない人には違和感しかないのが残念。
2018年12月12日
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鑑賞方法:DVD/BD
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韓流怪獣映画。タイトルは南ア産の傑作SF『第9地区』風味ですが、中身はむしろずっと古臭く『エイリアン2』風味。序盤30分かけて登場人物のキャラをじっくり描くというのは好感が持てますが、反面こっちが勘ぐっていたこと(主人公が臆病者と嫌ってる上司が実はすごく活躍するんじゃないかとか、序盤で幼体の生物に噛みつかれた男が怪獣に変態するんじゃないかとか)がことごとく裏切られるところは正直肩透かし。とはいえ怪獣との対決そのものは少々CGと実写の合成処理が甘いものの、かなり燃える仕様。エンディングのセンチな感じもまさに韓流という感じでそれなりに見応えありました。
2018年1月11日
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鑑賞方法:DVD/BD
韓国で大ヒットを飛ばした3Dアクション大作。ちらほらと意識しているであろう飛び出し映像が垣間見える。海洋モンスター・パニック作品としては上出来の作品であり、怪物の気持ち悪さ、油田施設の作り込み、適度なドラマパート、それぞれが上手く合わさっている。これらを100分程度の本編の中で上手くやりくりしているのではないかと思う。韓流ドラマは1話が90分程あり、丁寧すぎるとも言える描写が日本のドラマと違くて面白い所だが、個人的には韓国映画も比較的上映時間が長めというイメージがある。そのイメージでいたためなのか、本作は全体的にあっさりした味付けに思える。ポン・ジュノ監督作、「グエムル-漢江の怪物-」が世界的にも注目されたこともあり、韓国のモンスター・パニック作品のハードルが上がっているのかも知れない。
「グエムル-漢江の怪物-」の様な、少し変わった視点から描いた作品を期待すると肩透かしを喰らう可能性があるため、純粋なモンスター・パニックを想像するべきだろう。
本作の難点を挙げるとすると、3Dを意識したCG映像がチープという点だ。バイクのシーンの映像は正直失笑ものである。日本よりも映画への予算は高いはずだが、2011年公開の映画にしてはお粗末な映像で幻滅してしまった。また、怪物の登場シーンなどで、怪物に対する恐怖や憎悪等の感情を映像でも表すのが一般的だ。(例えば地面すれすれの所から撮るシェイキーカムとか)本作にはそれがなく、唐突に現れるのが残念なポイントだ。雰囲気を作って登場させ、観客の「見たい」という感情を引き出してからドンと出してほしい。何だか怪物に対する愛が無い様に思えてしまう。その見せ方を上手くすると更に面白くて怖いモンスター・パニック作品になるだろう。