「妖怪・特撮映画祭」開催日&ラインナップ決定! 妖怪三部作&大魔神三部作を4K修復
2021年6月11日 00:00
三池崇史監督の最新作「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の公開を記念して、妖怪・特撮作品を一挙上映する「妖怪・特撮映画祭」(https://youtu.be/L-s9qzBAoq8)が開催されることが決定。7月16日から角川シネマ有楽町、7月23日からところざわサクラタウン ジャパンパビリオン(ホールB)、その後全国順次上映されることがわかった。
2012年に「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」が東京都現代美術館で開催され、2020年には、円谷英二生誕の地に「那須川特撮アーカイブセンター」が設立されるなど、特撮の歴史をひも解き、特撮を1つの文化として次世代に継承する運動が活発化。フルCGのデジタル特撮だけでなく、ミニチュアや着ぐるみを使ったアナログ特撮も再注目されている。
本映画祭の上映作品は、アナログ特撮の魅力にあふれた作品群を「妖怪・怪談」「大魔神・ガメラ」「スペクタクル・ディザスター・怪奇・幻想」に分けてラインアップ。妖怪映画とともに、幽霊、怪獣、宇宙人が登場する特撮映画を一挙上映する。
「妖怪・怪談」では、新作「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の原点とされる「妖怪三部作」(「妖怪百物語」「妖怪大戦争(1968)」「東海道お化け道中」)の4K修復版、三池監督による「妖怪大戦争」をセレクト。「大魔神・ガメラ」では、「妖怪大戦争 ガーディアンズ」で55年の時を経てスクリーンに復活する“大魔神”が登場する「大魔神三部作」(「大魔神」「大魔神怒る」「大魔神逆襲」)の4K修復版、55周年プロジェクトが進行中の「大怪獣ガメラ」をはじめとする昭和ガメラシリーズ8作品と「小さき勇者たち ガメラ」。「スペクタクル・ディザスター・怪奇・幻想」では、日本初の70ミリ映画「釈迦」、ゴジラの着ぐるみ制作にもかかわった造形家・大橋史典が造型を担当した「鯨神」や「大江山酒天童子」など、バラエティに富んだ作品群となった。
なお、角川シネマ有楽町では、計30本の上映に加え、今回新たにネガが発掘され、本邦初披露となる「大魔神怒る」の英語吹き替え版、「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の3バージョン(劇場公開版、ディレクターズカット版、海外版)、タイトルが上映当日まで明かされない「シークレット上映」など、劇場ならではの施策も実施する。
「妖怪・特撮映画祭」の上映作品(シークレット上映作品を除く)は、以下の通り。
「大魔神怒る」4K修復版
「大魔神逆襲」4K修復版
「大怪獣ガメラ」
「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」
「大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス」
「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」
「ガメラ対大悪獣ギロン」
「ガメラ対大魔獣ジャイガー」
「ガメラ対深海怪獣ジグラ」
「宇宙怪獣ガメラ」
「小さき勇者たち ガメラ」