“容疑者”佐藤健を“刑事”阿部寛が追いつめる 「護られなかった者たちへ」映像初公開
2021年4月8日 08:00
佐藤健と阿部寛が共演する映画「護られなかった者たちへ」の特報と第2弾ポスタービジュアルがお披露目された。映像には、殺人事件の容疑者・利根(佐藤)を、刑事・笘篠(阿部)が追いつめるさまが、緊迫感たっぷりに映し出されている。なお、公開日は10月1日に決定した。
瀬々敬久監督(「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「楽園」)が、「さよならドビュッシー」「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」などの原作で知られる中山七里氏の小説を映画化。林民夫(「糸」「太陽は動かない」)が、瀬々監督とともに脚本を執筆した。
東日本大震災から10年後の宮城・仙台で、全身を縛られたまま放置され、餓死させられるという異様な手口の連続殺人事件が発生。被害者はいずれも、人格者として知られた人物ばかりだった。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの男・利根。刑事の笘篠は利根を追いつめるが、決定的な証拠がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。
ポスターには、佐藤と阿部に加え、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都、永山瑛太、緒形直人ら豪華キャスト陣の姿を活写。「10年目の殺人――罪を犯してまで、護りたかったものとは。」というコピーが、重厚な人間ドラマを予感させる。
特報は、泥水に顔を押しつけられた利根が「ふざけんなよ!」と叫ぶ衝撃的なシーンで幕を開ける。過去に犯した罪を背負う利根と、「利根はまだ何か隠している気がするんです」と訴え、真実を見極めようとする笘篠。演じる佐藤と阿部の、鬼気迫る演技のぶつかり合いが垣間見える。最後は涙をこぼす2人が切り取られ、「魂が、泣く。」という言葉が強いインパクトを放っている。
「護られなかった者たちへ」は、10月1日に公開。なお4月23日から、ムビチケオンライン前売り券が販売される。
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