8年越しの花嫁 奇跡の実話
劇場公開日 2017年12月16日
解説
YouTube動画をきっかけに話題となり、「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」のタイトルで書籍化もされた実話を、佐藤健&土屋太鳳の主演で映画化。結婚を約束し幸せの絶頂にいた20代のカップル・尚志と麻衣。しかし結婚式の3カ月前、麻衣が原因不明の病に倒れ昏睡状態に陥ってしまう。尚志はそれから毎朝、出勤前に病院に通って麻衣の回復を祈り続ける。数年後、麻衣は少しずつ意識を取り戻すが、記憶障害により尚志に関する記憶を失っていた。2人の思い出の場所に連れて行っても麻衣は尚志を思い出せず、尚志は自分の存在が麻衣の負担になっているのではと考え別れを決意するが……。「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、「いま、会いにゆきます」の岡田惠和が脚本を担当。
2017年製作/119分/G/日本
配給:松竹
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2017年12月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
どうせよくあるお涙頂戴の感動作でしょ、と食わず嫌いで観ないのはもったいない。瀬々敬久監督と脚本・岡田惠和のタッグと聞けば、食指が動く人も多かろう。実話がベースにあり、昏睡状態になってから数年して目覚め、厳しいリハビリを経て8年後に結婚したという大筋は確かに守っているが、恋人たちと家族の関わりと思いをよりドラマチックに描く工夫を凝らし、彼ら2人の特殊なエピソードに終わらせることなく普遍的な愛の物語に昇華させることに成功している。
健康的な優等生の印象が強い土屋太鳳は、闘病中の(おそらくは薬の副作用だろう)パンパンに膨れ上がった顔を特殊メイクで再現し、従来のイメージを突き破ろうとする意気込みを感じさせる。そうそう簡単には泣きませんよ、とやや冷め気味に見始めたが、いつの間にか涙ぐんでいる自分に気づいた。まんまと作り手の術中にはまったようだ。
本当に実話かと思うと、先が見えない中でこんなにも真っ直ぐに信じて人を愛せるなんてすごいなぁと。本当に優しい彼なんだと思った。本当に頑張る彼女なんだと思った。
親の気持ちもよく伝わってきた。
けれどそんな大変なことを乗り越えたラストは素敵でした。
土屋太鳳の演技、良かったです。
2021年12月11日
iPhoneアプリから投稿
こーいう感動ものが1番感動する。3回くらい観て2回くらい泣いた。今一緒にいる人を大切にしようとか思える映画。
2021年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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役者の皆様も、複雑な感情、葛藤を丁寧に演出されていて全てが素晴らし過ぎる作品。
麻衣を演じる土屋太鳳さんの演技が圧巻!!今までの土屋さんの演技の中でダントツでした。病の間の目や身体の動き全てがリアルすぎて土屋さんじゃない別人が演じているのかと思ったくらいでした。
結婚を約束した2人にこんな残酷な事があっていいのか。残酷で辛過ぎる。
目を覚まして記憶が戻ってきたのに、一番思い出したい人、尚志の事だけが思い出せない。思い出せない葛藤と闘う麻衣の事を想うが故に、尚志はもう会わないという選択を選ぶ。いつ目を覚ますか分からないのに、ずっと希望を捨てず、想い続け、ずっと側で居たのに。
希望を捨てない。諦めない事。本当の愛って、一途ってこういう事なんだなと感動しました。
「二度目の恋をした」。素敵過ぎる。
尚志も会わなくなってからも、ずっと麻衣の事を想い続けてた。
ブランコの前で「これからも一緒に歩こう」といった尚志の言葉。尚志の肩に寄りかかって泣く麻衣の気持ち。
2人の恋、報われて本当に良かったな。って心から思いました。
テーマ曲:back numberの「瞬き」の歌詞の意味も改めて分かり、感慨深かったです。
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