「キングスマン ファースト・エージェント」など旧フォックス作品が公開再延期に
2021年1月25日 19:00

米ウォルト・ディズニーが1月22日(現地時間)、「キングスマン ファースト・エージェント」や「ロンズ・ゴーン・ロング(原題)」をはじめとする傘下20世紀スタジオ(旧・20世紀フォックス)およびサーチライト・ピクチャーズ(旧・フォックス・サーチライト)の新作映画群の全米公開再延期を発表した。米バラエティなどが報じている。
マシュー・ボーン監督の人気スパイアクションシリーズ第3作「キングスマン ファースト・エージェント」は当初、2019年11月全米公開の予定だったが、製作進行の遅れから20年2月に延期されたのち、新型コロナウイルスの感染拡大を受け同9月に再延期。その後21年3月12日に再度公開延期したが、新型コロナウイルスの感染拡大がいまだ収束に向かう気配を見せないアメリカ国内の状況を鑑み、8月20日へとさらに約5カ月間後ろ倒しにされることとなった。
「キングスマン ファースト・エージェント」では、前2作「キングスマン」「キングスマン ゴールデン・サークル」のコリン・ファース&タロン・エガートンに代わり、レイフ・ファインズとハリス・ディキンソンが新たなコンビを結成。第1次世界大戦を背景に、表向きは高級紳士服テーラーだが実は世界最強のスパイ組織である「キングスマン」の誕生秘話を描く。
また、長編アニメーション映画「ロンズ・ゴーン・ロング(原題)」(ジャン=フィリップ・バイン監督)の公開が、4月23日から10月22日に延期。同作は、人間ではなくロボットを友だちに持つのが当たり前になった近未来を舞台に、11歳の少年と欠陥だらけのロボットの珍道中を描く。さらに、4月9日から全米公開の予定だった米フォックスの人気アニメシリーズの劇場版第1弾「ボブズ・バーガーズ(原題)」に至っては、公開スケジュール自体から外されてしまった。
サーチライト・ピクチャーズ作品に関しては、レベッカ・ホール(「それでも恋するバルセロナ」「フロスト×ニクソン」)主演のホラー映画「The Night House(原題)」が7月16日、ジェシカ・チャステイン主演でテレビ伝道師タミー・フェイ・メスナーの波乱に満ちた生涯を描く伝記映画「The Eyes of Tammy Faye(原題)」が9月24日、「クレイジー・ハート」「荒野の誓い」のスコット・クーパー監督がメガホンをとる超常現象スリラー「アントラーズ(原題)」が10月29日、ブラッドリー・クーパーを主演に迎えたギレルモ・デル・トロ監督の新作「Nightmare Alley(原題)」が12月3日と、それぞれ新たな全米公開日が発表された。
なお、ディズニーにとってコロナ禍で封切る唯一の新作となるマーベル映画「ブラック・ウィドウ」については、現時点で依然5月7日の全米公開を予定しているものの、新型コロナウイルスをめぐるアメリカ国内の状況によっては再延期を免れそうにない。

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