「透明人間」全米ヒット受け、ユニバーサル「ドラキュラ」リメイクに着手
2020年3月14日 08:00

[映画.com ニュース] リメイク版「透明人間」(リー・ワネル監督)が全米でヒットしたことを受けて、米ユニバーサルが再びモンスター映画を復活させようとしていると、米ハリウッド・レポーターが報じている。
2012年、ユニバーサルはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に触発され、同社の往年のホラー映画を連続リブートする計画を発表。それぞれが同じ物語世界を共有する設定で、一連の作品を「ダーク・ユニバース」と命名した。だが、トム・クルーズ&ラッセル・クロウ共演で「ミイラ再生」をリブートした「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」が批評面・興行面ともに期待を大きく下回ったことから、準備中だったハビエル・バルデム主演版「フランケンシュタインの花嫁」とジョニー・デップ主演版「透明人間」は製作中止に。ダーク・ユニバース計画はわずか1作で頓挫している。
その後、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウスが、製作費わずか700万ドルで「透明人間」をリメイク。2月末にユニバーサルが配給した同作は全米No.1でデビューを飾り、全米興収はすでに9800万ドルに到達している。
同作の大ヒットを受け、ユニバーサルとファーストルック契約を結ぶブラムハウスは、リメイク版「ドラキュラ」の準備をスタート。「イーオン・フラックス」や「インビテーション」のカリン・クサマが監督し、フィル・ヘイとニック・スパイサーが脚本を執筆しているという。
さらに、「アクアマン」のジェームズ・ワン監督も、ユニバーサル向けに往年のモンスター映画を題材とした新作をプロデュースすることになっているほか、ポール・フェイグ監督(「SPY スパイ」「ラスト・クリスマス」)、エリザベス・バンクス監督(「チャーリーズ・エンジェル」「ピッチ・パーフェクト2」)、ジョン・クラシンスキー監督(「クワイエット・プレイス」)らもそれぞれユニバーサル向けにモンスター映画の企画開発を行っているという。
現在ユニバーサルが準備を行っている企画は、比較的低予算で、それぞれがほかの作品と繋がりのない単独企画であり、映画監督の作家性を生かした作りになっている点がダーク・ユニバースと異なるという。「透明人間」は、5月1日公開予定。
(C)2020 Universal Pictures
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