ジョン・ウォーターズ監督が選ぶ2019年の映画ベスト10
2019年12月28日 16:00

[映画.com ニュース]「ピンク・フラミンゴ」や「ヘアスプレー」などで知られるカルト作家のジョン・ウォーターズ監督が、2019年の映画ベストテンを米Artformに発表した。
トップに選んだのは、「アレックス」「LOVE 3D」といった衝撃作を手がけてきたフランスの鬼才ギャスパー・ノエが、ドラッグと酒でトランス状態になったダンサーたちの狂乱の一夜を描いた「CLIMAX クライマックス」。ウォーターズ監督は「今年のベスト映画は、“バッドトリップ”を新解釈した作品。狂乱のダンスミュージックとLSD、神経衰弱、幼少時代のトラウマが組み合わさったこのイカれたドラマは、『赤い靴』と『Hallucination Generation』(LSDに傾倒する少年を描いた66年の映画)を掛け合わせたようだ」と評している。
2位は、ブリュノ・デュモン監督の「Joan of Arc」。これはウォーターズ監督が昨年のベスト映画に選んだデュモン監督作「ジャネット、ジャンヌ・ダルクの幼年期」の続編で、2019年のカンヌ国際映画祭ある視点部門で上映された。ウォーターズ監督は「神は存在する、その名はブリュノ・デュモンだ」と語り、主演した子役リーズ・ルプラ・プリュドムのことも絶賛している。
3位は、クエンティン・タランティーノ監督の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」。「観客が心底満足できる、批評面でも興行面でもその成功に値する作品。アメリカの実録犯罪ものに対する固定観念を破り、マンソン事件にあえて爽快な結末を与え、衝撃的でものすごく笑える作品に仕上がっている」と称えた。
ジョン・ウォーターズ監督が選んだ2019年の映画ベストテンは以下の通り。
2. 「Joan of Arc」ブリュノ・デュモン監督
3. 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」クエンティン・タランティーノ監督
4. 「ボーダー 二つの世界」アリ・アッバシ監督
5. 「Amazing Grace」アラン・エリオット、シドニー・ポラック監督
6. 「Hail Satan?」ペニー・レイン監督
7. 「Pain & Glory」ペドロ・アルモドバル監督
8. 「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」ファティ・アキン監督
9. 「The Souvenir」ジョアンナ・ホッグ監督
10. 「ジョーカー」トッド・フィリップス監督
(C)2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD BUNCH-LES CINEMAS DE LA ZONE-ESKWAD-KNM-ARTE FRANCE CINEMA-ARTEMIS PRODUCTIONS
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー