強盗計画のヒントは「現金に体を張れ」! 「アメリカン・アニマルズ」本編映像入手
2019年4月18日 10:00

[映画.com ニュース]大学生4人が時価1200万ドル(約12億円相当)のビンテージ本強奪を狙った実話を描く「アメリカン・アニマルズ」の本編映像を、映画.comが先行入手した。前代未聞の強盗に挑もうとする主人公たちが“映画を教科書に計画を練る”シーンを収めている。
本作のモチーフとなったのは、2004年に米トランシルバニア大学で実際に起きた事件。事件を起こした本人たちを劇中に登場させるといった特異な手法、スタイリッシュな映像と音楽を用いたセンセーショナルな作品を生み出したのは、英国アカデミー賞最優秀デビュー賞を獲得したバート・レイトン監督。強盗事件を起こした大学生4人を演じるのは、エバン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソンといった今注目の実力派若手俳優たちだ。
米ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレン(ピーターズ)とスペンサー(コーガン)は、自身が周囲と何ひとつ変わらない“普通の大人”になりかけていることを感じていた。ある日、大学図書館に時価1200万ドル超えの画集「アメリカの鳥類」が保管されていることを知った2人は、友人エリック(アブラハムソン)とチャズ(ジェナー)を引き入れ、強奪を画策。犯罪映画を参考にし、特殊メイクで老人に扮して図書館に乗り込むという強盗計画を立てたウォーレンたち。「その本が手に入れば、莫大な金で俺たちの人生は最高になる」という目論みは、予想外の結末を迎えることに……。
本編映像では「ザ・クラッカー 真夜中のアウトロー」「マッチスティック・メン」「ユージュアル・サスぺクツ」「ザ・ドライバー」「明日に向って撃て!」「スティング」「男の争い」「華麗なる賭け」といった参考書ならぬ“参考映画”が登場するなか、主人公たちが「現金に体を張れ」(スタンリー・キューブリック監督)を真剣に見入っている光景を活写。スペンサーが映画を参考に図面を起こし、ウォーレンが「現金に体を張れ」のセリフから計画を練る様子が映し出される。なお、今回披露されたシーン以外にも、劇中には「オーシャンズ11」「レザボア・ドッグス」を“真似する”シーンが登場するようだ。
「アメリカン・アニマルズ」は、5月17日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
(C)AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018
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