金城武×長澤まさみ×チャン・ツィイー! 世界的巨匠ジョン・ウー監督作が6月公開
2019年3月13日 05:00
[映画.com ニュース] 世界的巨匠ジョン・ウー監督がメガホンをとり、約76億円を投じて製作された大河ロマン映画「The Crossing(原題)」2部作が、「The Crossing ザ・クロッシング Part I」「The Crossing ザ・クロッシング Part II」として日本公開されることがわかった。金城武、長澤まさみ、チャン・ツィイー、トン・ダーウェイ、ホアン・シャオミン、ソン・ヘギョら、日中韓のスターが豪華共演を果たしている。
「M:I-2」などで知られるウー監督が「レッドクリフ Part I」(2008)、「レッドクリフ Part II 未来への最終決戦」(09)を撮り終えた後に構想・製作に入り、長い時間をかけ丁寧に完成させた今作。14~15年に前後編が撮影および中国公開されたが、日本では残念ながら未公開となっていた。
完成から約5年の時を経て、ついに日本で封切り。中国、香港、そして台湾それぞれに深い縁を持つウー監督は、今作に対し特別な思いがあり、「不穏な時代ほど愛の偉大さが際立つ。本作で中国と台湾の両岸の思いを伝えられたらと思います」とコメントを寄せている。
蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党が対立した、1945年の国共内戦が舞台。前編「Part I」は、戦争と時代に翻弄されながらも愛を貫いた3組の男女を描く。そして後編「Part II」では1000人近い乗員・乗客が犠牲になった上海発・台湾行きの大型客船“太平輪号沈没事件”を軸に、客船に乗り合わせた男女それぞれの運命が交差していく。
「恋する惑星」や「レッドクリフ」シリーズの金城が台湾国籍の日本軍軍医イェン・ザークンを演じ、「キングダム」などの長澤がその幼なじみ・雅子に扮している。「The Crossing ザ・クロッシング Part I」は6月7日、「The Crossing ザ・クロッシング Part II」は6月14日に東京・シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開。