GG賞作品賞は「グリーンブック」&「ボヘミアン・ラプソディ」
2019年1月7日 14:32

[映画.com ニュース] ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)が主催する第76回ゴールデングローブ賞授賞式が1月6日(現地時間)に開催され、ファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー監督がメガホンをとった「グリーンブック」が最多3冠を獲得した。
5部門にノミネートされていた「グリーンブック」は1962年、人種差別が残る米南部でコンサートツアーをする黒人ジャズピアニストのドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)が、粗野で無教養なイタリア系のトニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)を用心棒兼運転手として雇い、黒人用旅行ガイド“グリーンブック”を頼りに旅を始める実話を元にしたストーリー。本作は、コメディ/ミュージカル部門の作品賞のほか脚本賞、アリが助演男優賞を受賞した。
ドラマ部門の有力候補だった「アリー スター誕生」を抑えたのは日本でも大ヒット中の「ボヘミアン・ラプソディ」で、同作は作品賞とフレディ・マーキュリー役を演じたラミ・マレックが主演男優賞をサプライズ受賞。また、Netflixの話題作「ROMA ローマ」も外国語映画賞と、アルフォンソ・キュアロンが監督賞を受賞し、2冠に輝いた。
なお、日本からは是枝裕和監督「万引き家族」が外国語映画賞に、細田守監督「未来のミライ」がアニメーション映画賞にノミネートされていたが、ともに受賞は叶わなかった。
第76回ゴールデングローブ賞映画部門の結果は以下の通り。
「ボヘミアン・ラプソディ」
▽作品賞(コメディ/ミュージカル)
「グリーンブック」
▽監督賞
アルフォンソ・キュアロン「ROMA ローマ」
▽主演男優賞(ドラマ)
ラミ・マレック「ボヘミアン・ラプソディ」
▽主演女優賞(ドラマ)
グレン・クローズ「天才作家の妻 40年目の真実」
▽主演男優賞(コメディ/ミュージカル)
クリスチャン・ベール「バイス」
▽主演女優賞(コメディ/ミュージカル)
オリビア・コールマン「女王陛下のお気に入り」
▽助演男優賞
マハーシャラ・アリ「グリーンブック」
▽助演女優賞
レジーナ・キング「ビール・ストリートの恋人たち」
▽脚本賞
ニック・バレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー「グリーンブック」
▽アニメーション映画賞
「スパイダーマン スパイダーバース」
▽外国語映画賞
「ROMA ローマ」(メキシコ)
▽作曲賞
「ファースト・マン」
▽主題歌賞
“Shallow” 「アリー スター誕生」
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