映画.comが目撃した、2018年の舞台挨拶での“美しき涙”
2018年12月28日 12:00

[映画.com ニュース] 2018年の日本映画界、実にさまざまな“事件”が起こった。これまで数多くの作品に出演してきた名優たちの逝去、製作費300万円の「カメラを止めるな!」が興行収入30億円を突破する大ヒット、「クイーン」のフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ「ボヘミアン・ラプソディ」の社会現象といっても過言ではないムーブメントは記憶に新しい。そして、封切り初日に行われる舞台挨拶、完成披露試写会などでは、人気の俳優や女優が撮影時に思いを巡らせ、サプライズで読み上げられた予期せぬ手紙に、思わず涙を流す光景が多く見られた。映画.comでは、取材で目撃した“美しき涙”を通して、1年を振り返る。
新年早々の1月9日に涙をこぼしたのは、「未成年だけどコドモじゃない」の大ヒット御礼舞台挨拶に立った平祐奈。晴れ着姿で登壇したが、作品への“愛”を語るうち目を真っ赤にしながらも、懸命に客席へ思いを伝えた。続いて1月27日、阿部寛が主演する「新参者」シリーズの完結編「祈りの幕が下りる時」の初日舞台挨拶では、溝端淳平が阿部への8年越しの感謝の気持ちを涙ながらに伝えれば、感極まった田中麗奈がもらい泣きするひと幕も見られた。

初々しい、爽やかな涙も多く流れた。2月17日に行われた「パンとバスと2度目のハツコイ」初日舞台挨拶では、銀幕デビューを主演で飾った深川麻衣が、メガホンをとった今泉力哉監督からの手紙にあふれる涙を拭いながら謝意を示した。4月28日の「ママレード・ボーイ」初日挨拶でも、桜井日奈子が母からの手紙に「ああ、泣いてしまった」。また、8月22日には「累 かさね」完成披露試写会で、土屋太鳳とともにダブル主演した芳根京子が大粒の涙をぽろぽろとこぼし、土屋と熱い抱擁を交わした姿も印象深い。
男優陣の涙にもグッとくるものがある。「去年の冬、きみと別れ」に主演した岩田剛典が、瀧本智行監督からの手紙に思わず感涙。「パパはわるものチャンピオン」に主演したプロレスラーの棚橋弘至は、監督補からの手紙に男泣きし、顔をくしゃくしゃにしながら感慨に浸った。さらに「散り椿」の初日舞台挨拶では、木村大作監督の涙に主演の岡田准一がもらい泣きし、ハンカチで目元をぬぐっていた。

1日で最も多く「涙」が各メディアの見出しとなったのは、11月17日。「人魚の眠る家」の篠原涼子、「母さんがどんなに僕を嫌いでも」の吉田羊は、それぞれ子役からの手紙に感激の涙を濡らし、「鈴木家の嘘」に出演した木竜麻生は、母親役の原日出子からの手紙に涙が止まらず、号泣した。
19年も多くの劇場で映画人たちの美しい涙が流れることになるだろう。その涙の“真意”が、客席を埋め尽くす映画ファンの心に届くことを願ってやまない。
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