人魚の眠る家

劇場公開日:

人魚の眠る家

解説

人気作家・東野圭吾の同名ベストセラーを映画化し、篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で映画初共演を果たしたヒューマンミステリー。「明日の記憶」の堤幸彦監督がメガホンをとり、愛する娘の悲劇に直面し、究極の選択を迫られた両親の苦悩を描き出す。2人の子どもを持つ播磨薫子と夫・和昌は現在別居中で、娘の小学校受験が終わったら離婚することになっていた。そんなある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明の状態に陥ってしまう。回復の見込みがないと診断され、深く眠り続ける娘を前に、薫子と和昌はある決断を下すが、そのことが次第に運命の歯車を狂わせていく。

2018年製作/120分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2018年11月16日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第42回 日本アカデミー賞(2019年)

ノミネート

最優秀主演女優賞 篠原涼子
詳細情報を表示

特集

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む
オソレゾーン

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12

(C)2018「人魚の眠る家」 製作委員会

映画レビュー

4.0鋭く重いテーマだが、堤幸彦監督作としては上々

2018年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

知的

当たり外れの落差が激しい堤幸彦監督、今回はかなりよかった(ちなみに○は本作と同じ東野圭吾原作の天空の蜂、イニシエーション・ラブ他。×は真田十勇士、BECK等。あくまで私見だが)。

原作のテーマの鋭さも成功要因だろう。臓器移植にからんで脳死か心臓死かの選択を家族が迫られるという日本の現実、医療関係者やそうした経験をした身内がいる人以外はほとんど知らないだろう。

次第にホラー調を帯びる演出も的確。黒沢清監督作の常連、西島秀俊のどこか空虚さを感じさせる存在感(反語めいた表現だが)も確実に効いている。篠原涼子は演技派という印象がないのだが、今回はかなり健闘したのでは。ラスト近くのハイライトでは子役たちも含めシーンにいる全員が熱のこもった名演を見せる。

難を言えば、音楽がやや過剰だったか。

コメントする (0件)
共感した! 24件)
高森 郁哉

3.0これは黒沢清監督に撮ってもらいたかった感

2023年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

原作未読。
ミステリーという触れ込みだけど自分にはホラーに思えた。
脳死状態の子供の体に電気信号を流してロボットのように操る研究者とそれを見て喜ぶ母親、とても正気とは思えない。狂ってる。

序盤カメラのブレやわざとらしい照明処理が鼻についたけど、中盤以降は気にならなくなった。単に慣れただけなのかもしれないけど。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
イサヤ

4.0あいことば

2023年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

母親の狂気。
強い愛。
ねじ曲げられてしまっているのかもしれないし、人道的に?どうなのか?とか、こんな事を続けても端から見たら悪趣味にも取れることだけれども、そこにあるのはただただ只管に我が子を想う母親の愛。

丁度愛娘犬を突然喪った頃、映画館で夫婦で見た作品。
夫婦で号泣してしまったのは、愛娘と映画の中の女の子を重ねて見てしまったから。

主題歌の「あいことば」が、絢香の歌声と歌詞と映像と、全てが突き刺さって映画と共に刻まれている。

観賞後、原作を読み更に号泣。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
むらさき

3.5色々考えさせられました

2023年8月26日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
まゆう
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る