スタン・リー氏死去 享年95歳
2018年11月13日 18:12

[映画.com ニュース] 「スパイダーマン」「X-MEN」「アイアンマン」「ハルク」「ブラックパンサー」など、数々のスーパーヒーローを生み出したコミック原作者のスタン・リーさんが11月12日(現地時間)、米ロサンゼルスの病院で死去した。95歳だった。
作家志望だったリーさんは1939年、後にマーベル・コミックスとなるタイムリー・コミックスに入社。当初は編集助手を務めていたが、41年に「キャプテン・アメリカ・コミックス」の原作を初めて執筆し、ペンネームのスタン・リーを用いることになる(本名はスタンリー・マーティン・リーバー)。わずか17歳のときだった。
その後、兵役を経て、さまざまな作品を量産。最盛期の60年には、「ハルク」「ソー」「アイアンマン」「ドクター・ストレンジ」「スパイダーマン」「X-MEN」「デアデビル」などを手がけた。リーさんの最大の貢献は、ユニークな特殊能力を開発しただけでなく、スーパーヒーローたちを血の通った等身大のキャラクターとして描いたことだといわれている。それまでのスーパーヒーローは品行方正で画一的だったが、リーさんが生みだしたキャラクターはいずれも個性的だった。
また、自身が原作を手がけた映画に端役としてカメオ出演していることでも知られている。20世紀フォックスが製作する「X-MEN」シリーズをきっかけに、ソニー・ピクチャーズの「スパイダーマン」シリーズと「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ、マーベル・スタジオが製作する一連のマーベル映画に登場しており、最新作の「アントマン&ワスプ」でも姿を確認することができる。
ケビン・スミス監督の「モール・ラッツ」(95)、ディズニーアニメ「ベイマックス」(14)を含めると、出演作品は36本にも及ぶ。19年公開の「アベンジャーズ4(仮題)」の撮影は既に終えていることから、この作品が遺作となりそうだ。
PR
©2025 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
KILL 超覚醒
【面白すぎてヤバい映画】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“超刺激作”
提供:松竹
ズートピア2
【質問:すみません、今年の冬、どの映画を観たらいいですか?】答え:私は「ズートピア2」を絶対に観ますね!!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ