【全米映画ランキング】「ヴェノム」10月OP興収新記録でV 「アリー スター誕生」は2位デビュー
2018年10月9日 23:00

[映画.com ニュース]10月に入った全米ボックスオフィス。先週末は2本の強力作が同日公開され、オープニング興収約8000万ドルを記録した「スパイダーマン」のスピンオフ「ヴェノム」が首位デビューを果たし、本年度のアカデミー作品賞ノミネートが確実視されているブラッドリー・クーパー&レディー・ガガ主演の音楽ドラマ 「アリー スター誕生」がOP興収約4100万ドルで2位デビューとなった。
10月のOP興収ではマット・デイモン主演の「オデッセイ」(約5430万ドル)、サンドラ・ブロック主演の「ゼロ・グラビティ」(約5580万ドル)を抜き歴代1位となった「ヴェノム」は、サンフランシスコの記者エディ・ブロックが、人体実験で死者を出している財団を調査中に<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体に寄生され、マーベル史上最も残虐な悪<ヴェノム>になるまでの誕生秘話が描かれるSFアクション。「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトム・ハーディが主人公エディに扮し、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、ウッディ・ハレルソンらが共演。「ゾンビランド 」「LAギャング・ストーリー」のルーベン・フライシャー監督がメガホンをとった。
初登場で2位にランクインしたブラッドリー・クーパー&レディー・ガガ主演の「アリー スター誕生」(原題:A Star Is Born)は、1937年公開の「スタア誕生」(ウィリアム・A・ウェルマン監督/ジャネット・ゲイナー&フレドリック・マーチ主演)、54年公開の「スタア誕生」(ジョージ・キューカー監督/ジュディ・ガーランド&ジェームズ・メイソン主演)、76年公開の「スター誕生」(フランク・ピアソン監督/バーブラ・ストライサンド&クリス・クリストファーソン主演)につづく「A Star Is Born」4度目の映画化作品。ワーナーとクリント・イーストウッドがビヨンセ主演でリメイクしようとしていた企画を「アメリカン・スナイパー」でイーストウッドと組んだクーパーが引き継ぎ、監督デビュー作として完成させた。
37年版と54年版は映画業界、76年版は音楽業界を舞台にしているが、今回は76年版を踏襲したストーリーで、酒浸りのミュージシャンと新人女性シンガーの恋愛が描かれる。ベネチア国際映画祭での上映以来、多くの批評家から絶賛されており、今年の賞レースでも注目を集める1本となっている。共演にサム・エリオット、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイブ・チャペル。脚本には「フォレスト・ガンプ 一期一会」「インサイダー」「ミュンヘン」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を執筆した名手エリック・ロスも名を連ねている。
前週首位だったティファニー・ハディッシュとケビン・ハート共演のコメディ「Night School」は約1200万ドルの興収で4位にランクダウンした。
今週末は、人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロング船長の伝記を「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督&ライアン・ゴスリング主演で映画化した「ファースト・マン」に、ノワール群像劇「Bad Times at the El Royale」(ジェフ・ブリッジス、クリス・へムズワース、ダコタ・ジョンソン、ジョン・ハム共演)などが公開となる。
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