伝説のカルト作「まぼろしの市街戦」がリバイバル上映
2018年8月23日 12:30
[映画.com ニュース]フランスの名匠フィリップ・ド・ブロカ監督が手がけた伝説のカルト映画「まぼろしの市街戦」が、10月27日から4Kデジタル修復版でリバイバル上映されることが決定した。
「リオの男」「カトマンズの男」のブロカ監督が、1966年に発表した異色作。巧みなストーリー展開に反戦のメッセージを込め、ユーモアたっぷりに“戦争の狂気”を活写している。第一次大戦末期、敗走中のドイツ軍が、占拠したフランスの小さな街に大型時限爆弾を仕掛けて撤退。爆弾解除を命じられたイギリス軍の通信兵が街に潜入すると、精神科病院から抜け出した患者、サーカスの動物たちが解放の喜びに浸り、ユートピアを築き上げていた。やがて爆弾の発見を諦めた通信兵は、最後の数時間を彼らとともに過ごし、死を決意する。
「恋する女たち(1969)」のアラン・ベイツ、「愛のメモリー」のジュヌビエーブ・ビヨルドのほか、ジャン=クロード・ブリアリ、ピエール・ブラッスールらフランスの名優が結集。また、フランソワ・トリュフォー監督のタッグで知られるジョルジュ・ドルリューが音楽を担当している。
上映される本編は、海外で1コマずつ4Kデジタル修復が施された最新のデジタルマスター。若干エンディングが異なる日本公開版ではなく、オリジナル版でのDCP上映となる。リバイバル公開決定に際し、「菊とギロチン」「楽園」(19年公開)の瀬々敬久監督からコメントも到着。「中学生の頃、テレビの洋画劇場で見て大衝撃を受けて以来、生涯ベスト。あの淀川長治さんも、その日は本気で大興奮していた」と振り返っている。
「まぼろしの市街戦」4Kデジタル修復版は、10月27日から東京・新宿新宿K's cinemaほか全国公開。
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