「セイ・エニシング」をはじめ、「デッドプール2」に隠されたオマージュネタとは?
2018年6月9日 14:55

[映画.com ニュース] 「アベンジャーズ」「X-MEN」「スパイダーマン」を生み出したマーベルコミック史上“最もやりすぎなヒーロー”の活躍を描くアクションコメディ「デッドプール2」(公開中)に、「グーニーズ」や「セイ・エニシング」など、数々の映画ネタが仕込まれていることが分かった。
2016年に公開された前作でも「マトリックス」や「96時間」「スター・ウォーズ」のネタが台詞に仕込まれ、「フェリスはある朝突然に」のパロディシーンが登場していたが、今作ではその映画愛がさらにパワーアップ。作品に仕込まれた無数の映画ネタが韓国のファンサイトにまとめられているなど、映画好きの探究心を刺激する事態となっている。
「007」シリーズのテーマのパロディであるイントロを皮切りに、「ハリー・ポッター」シリーズの「組分け帽」をネタにしたシーンのほか、今春のヒット作「レディ・プレイヤー1」でも引用された「セイ・エニシング」のジョン・キューザックがラジカセを掲げるシーンへのオマージュも登場。主演に加え、製作、共同脚本も担当したライアン・レイノルズが「僕らは、映画にイースターエッグ(隠し要素)を入れ込むのが大好き! 画面の背景にたくさんの要素が隠れていたり、たった数秒カメオ出演しているスターがいたりするよ。1回ではわからないから、劇場で何度も確認してもらいたいね」と語るように、デッドプールことウェイドが身にまとっている花柄のアロハシャツが、実は「グーニーズ」のキャラクター、チャンクの衣装に酷似しているなど、細かいネタも満載だ。ちなみに「グーニーズ」は、本作でデッドプールに立ちはだかるケーブル役を演じた、ジョシュ・ブローリンのデビュー作でもある。
レイノルズは「ディズニー作品にまつわるハードなジョークもあったんだ。でも、ディズニーが(「デッドプール2」の製作スタジオである)20世紀フォックスを買収するって話題が持ち上がって、ほとんど使えなくなった」とぼやいているが、「『アナ雪』の『雪だるまつくろう』は『愛のイエントル』の挿入歌のパクリか?」とこき下ろすシーンは健在。マット・デイモンが、「過去の主演作で自分が殺したキャラクター」と同じ名前の役でカメオ出演していることも話題を集めている。
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