フェリスはある朝突然に
劇場公開日:1987年3月14日
解説
1980年代に多くのヒット作を生んだ青春映画の名手ジョン・ヒューズが、学校をサボった男子高校生の1日を軽快なタッチで描いた青春ドラマ。シカゴで暮らす高校3年生のフェリス。ある晴れた日、学校をズル休みすることにした彼は、仮病を使って両親を騙し、本当に病気で休んでいる金持ちの親友キャメロンの車に乗り込んで街へ繰り出す。フェリスのガールフレンドも学校から連れ出し、3人は休日を思う存分に満喫する。一方、フェリスの仮病を疑う校長は、彼の自宅を訪れるが……。主演は「ウォー・ゲーム」のマシュー・ブロデリック。
1986年製作/103分/アメリカ
原題:Ferris Bueller's Day Off
配給:UIP
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2021年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD
ー フェリス(マシュー・ブロデリック)は、頭が良い、両親にとっては良い子の高校生。けれど、ズル休みのプロフェッショナルでもある。
そんな彼は、天気の良い今日も、両親を上手く騙してズル休み。
親友のキャメロンは、車好きの親に構われずに、本当に調子が悪い。
そんな中、フェリスはガールフレンドのスローンを退屈な学校から脱出させ、自由な一日を送る事に・・。ー
◆感想
・フェリスのズル休みにかける情熱が凄い。様々なカラクリ仕掛け。
妹のジーニーだけはその事実を知ってるのであるが、巧妙なフェリスの仕掛けは両親には見破られない。
ー けれど、ジーニーのボーイフレンドは、チャーリー・シーンです・・。ー
・ルーニー校長先生(可なり、いじわるそう・・)は、フェリスの母親に”ズル休みが多いので、このままだと留年の可能性もあるかも・・”と電話するが、ここもフェリスの仕掛けで、休んだ日数がドンドン減って行く・・。
□この作品では、ズル休みをするフェリスが、第4の壁を乗り越えて、見る側に語り掛けてくる。
”そんな、窮屈な生活をしていて、楽しいかい? 今を楽しまなきゃ!”
・フェリスの親友、キャメロンの、厳格と思われる父が愛する250GTカリフォルニアフェラーリ(殆ど走らせていない。)を、預けていたお兄さんたちが、ガンガン運転してしまうシーン。
最初は、走行距離が延びてしまう事を心配していたキャメロンだが・・。
- 車は、走らせて真価が問われるもの。キャメロンも同じである。
フェリスの”あんな家庭じゃ、本当に具合が悪くなってしまうよね・・”と言う言葉。-
・で、250GTカリフォルニアフェラーリのバンパーをガンガン蹴りつけるキャメロン。挙句の果て、車は廃車に・・。けれど、キャメロンは何だか満足げだ。
・フェリスと、ルーニー校長先生の延々と続く、駆け引きも面白い。
フェリスが胆が据わった男の子である事が良く分かるレストランのシーン。
<荒唐無稽ではあるが、爽快感溢れる青春映画。
親や、先生の言いなりになっている生活を嫌々送っている人には、イロイロと響くのではないかな・・。
20年振りに鑑賞したが、面白かったなあ・・。>
2021年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
アメリカンな卒業前の青春モノ。
大学進学を控え、優しい恋人やヒッキーの友人と離れ離れになる前に、思い出作りを兼ねたプロポーズ大作戦を決行。そのやり方がよく練られているのだがなかなか強引。そこに校長先生や主人公の姉も絡んできて、とてもおもしろかった。
シカゴが舞台とのことだが、モブシーンが見事で、「インザハイツ」を思わせた。
2020年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD
総合:80点 ( ストーリー:60点|キャスト:80点|演出:85点|ビジュアル:70点|音楽:80点 )
何をやっても上手くこなす人気者の高校生フェリスが恋人と親友と一緒に学校を1日サボり普段と全く違うことをする。たったこれだけのことを面白い娯楽として完成させた。
フェリスの行動が面白いし楽しい。作品中の彼は何もかもが上手くいく星の下に生まれているようだ。彼のやること為すこと全てが型破りで、機転の速さと行動力と何よりも強い精神力で怖いもの知らずに突き進む。彼には人を巻き込み動かす力がある。実際にはかなり無茶なことや悪いこともしているし、それ故に敵も作っているのだが、それでも最後には持って生まれた星のためか何とかなってしまう。
そしてこの作品を面白くしているのが独特の演出で、特に馬鹿げた仕掛け・悪だくみ・フェリスの咄嗟の判断と行動に加えて、校長・駐車場係といった脇役までが面白いし笑えた。最初から最後までたくさんのことが起きて飽きることなく続いていく。ジョン・ヒューズ監督のそれまでの作品『ときめきサイエンス』『すてきな片想い』の演出は悪い意味で馬鹿らしさとくだらなさ・幼稚さが強すぎて好きではなかったのだが、本作品から急激かつ段違いに水準が高くなって一皮剥けた。『アメリ』はフランスらしいお洒落な演出が素晴らしかったが、本作はアメリカらしい馬鹿げた演出が非常に良い出来だった。それがその後の『ホームアローン』に繋がっている。
また音楽が楽しくて良かった。休日の過ごし方は『ローマの休日』のごとく、シカゴの観光にもなっている。
IMDbによると、作品中で登場したフェラーリ250カリフォルニアはMGベースで作成された複製品だそうだ。本物の1台は2015年の競売で18.5百万ドル(約20億円)で落札されており、作品中で壊されたものは言うまでもなく、走行中の場面でも本物を登場させる予算はなかったらしい。しかしMGでも十分名車でもったいない。
ちなみに車庫の中でエンジンをかけているとあっという間に一酸化炭素中毒で死ぬので、良い子のみんなは真似をしない方がいいでしょう。
アメリカの映画レビューサイトですごく点数が良かったので見てみた
しかし日本人からすると、いや私だけかもしれないが
主人公が嫌な奴にしか見えなかった
それにストーリー全体が地味で映画というよりテレビ
この映画のどこがいいのかさっぱり分からない
舞台がシカゴという事なにで、もしかしてシカゴに住んでる人ばかりが高得点入れてんじゃないの