【全米映画ランキング】「パシフィック・リム」続編がV 「ブラックパンサー」は北米歴代5位に
2018年3月27日 19:00
[映画.com ニュース]先週末の全米ボックスオフィスは、大ヒットSFアクション大作「パシフィック・リム」の続編「パシフィック・リム アップライジング」が約2800万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
13年夏に公開された前作のOP興収約3700万ドルには及ばなかったが、春公開作としては及第点のスタートとなった。出演はジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、新田真剣佑、ジン・ティエンに、前作も出演した菊地凛子、チャーリー・デイほか。ギレルモ・デル・トロ監督の代わりにメガホンをとったのはTVシリーズの「デアデビル」や「スパルタカス」で知られるスティーブン・S・デナイト。
5週連続の首位からついに陥落した「ブラックパンサー」は約1700万ドルの興収で2位に。累計は約6億3100万ドルを記録し、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」「アベンジャーズ」を抜き、全米歴代5位に浮上。歴代2位の「アバター」(09、10年/約7億6000万ドル)超えは無理だとしても、4位「ジュラシック・ワールド」(15年/約6億5200万ドル)、3位「タイタニック」(97、12、17年/約6億5900万ドル)を上回り3位になるのはほぼ確実となった。
約1000万ドルのOP興収で4位デビューとなったのは、人間の恋愛模様を妖精ノームに置き換えて描いたCGアニメ「Gnomeo & Juliet(ノミオとジュリエット)」(2011年)の続編「Sherlock Gnomes」。今回は、消えた庭の装飾品の謎をめぐり、ノミオとジュリエットが名探偵シャーロック・ノームズを雇うストーリー。声の出演にジョニー・デップ、ジェームズ・マカボイ、エミリー・ブラント、キウェテル・イジョフォー、メアリー・J・ブライジなどビッグネームを揃えたが、大ヒットスタートとはならなかった。
その他8位には、イースター合わせで公開された、ジム・カビーゼル主演の聖書題材の歴史ドラマ「Paul, Apostle of Christ」、10位には06年公開の日本映画「タイヨウのうた」をハリウッドリメイクした「ミッドナイト・サン タイヨウのうた」がランクインした。
今週末は、スティーブン・スピルバーグ監督が全米ベストセラー小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアドベンチャー大作「レディ・プレイヤー1」などが公開となる。