パウロ 愛と赦しの物語

劇場公開日:

パウロ 愛と赦しの物語

解説

新約聖書に収めらたパウロ書簡で知られ、キリスト教を迫害する立場から回心した使徒パウロの物語を、パウロの言葉を書き記し続けた医者ルカの目を通して描いた歴史ドラマ。「アトミック・ブロンド」などに出演するイギリスの俳優ジェームズ・フォークナーがパウロ役、「パッション」でイエス・キリストに扮したジム・カビーゼルがルカ役を務めた。紀元67年、ローマの街が大火事に見舞われる。皇帝ネロはキリスト教徒による放火であるとし、タルソのサウロ(パウロ)を首謀者として逮捕する。パウロは投獄されるが、そんな彼を医者のルカが訪ね、パウロの言葉を民衆に伝えるため筆記していく。ネロのキリスト教徒に対する迫害は激しさを増していき、そんななかでもパウロは、匿われているキリスト教徒たちに愛を持って戦うことを伝えるが、血気にはやった一部の者たちが剣を取ってローマ軍に立ち向かおうとする。そしてパウロも、回心前の自分が迫害していたキリスト教徒たちの夢を見て苦悩する。

2018年製作/108分/G/アメリカ
原題:Paul, Apostle of Christ
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2018年11月3日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5Love is the only way

2020年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ほぼルカとパウロを中心に、原因不明の病に臥せっている娘を持つ監獄の長官マウリティウスの物語。最初から悪人には見えなかったマウリティウス。収監されたパウロに決死の覚悟で面会するルカ。歴史的に暴君と呼ばれたネロ皇帝ですが、彼は登場しない。

 ローマの大火によって家族を失った人々。もちろんキリスト教徒だって同じだ。ネロによるでっち上げだということはローマ兵でさえ知る事実でもあり、それだけキリスト教徒が迫害されていた時代。冤罪を訴えるわけでもなく、人の罪を赦すことが背景にあり、中には復讐のためにパウロを救おうとする若者カシウスもいたけど、基本的には運命を主に委ねている様子がうかがえる。

 パウロの人生も知りたくなるほど、過去には罪深い行いでキリスト教を迫害した経緯もあったが、回心してイエスの言葉を伝えることが天命と知った。ルカがギリシアの医者ということも知らないほどキリスト教音痴な自分ですが、この二人の面白いほどの運命がわかる作品になっていました。『パッション』ではイエスを演じたジム・カビーゼルでしたが、この作品は全編英語になっているのでわかりやすかったです。

 復讐はよくない。愛をもって相手に向かう。こんなキリスト教の基本的なことが守られていれば、キリスト教がメインの国が戦争を起こすわけがない。長い歴史の中で歪められたり、政治利用されたりで随分変わったんだろうなぁ・・・とつくづく思う。

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kossy

2.5パウロとルカ

2020年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

皇帝ネロはキリスト教徒を迫害、獄中にいるパウロ(ジェームズ・フォークナー)を医師のルカ(ジム・カヴィーゼル)が訪ねる。
愛で戦え、というパウロの言葉をルカは記録していった。
キリスト教には疎いので、暗い映像と展開はとても辛い。

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いやよセブン

4.0なぜパウロは...

2018年12月20日
Androidアプリから投稿
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daidaiset

5.0装飾が少なく現実に沿って作った感がある

2018年12月1日
iPhoneアプリから投稿

聖書の世界を映像で観れて良かった。

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marminmin
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