岡田准一×中島哲也監督で恐怖映画!黒木華&小松菜奈&松たか子&妻夫木聡も参戦
2018年2月12日 05:00

[映画.com ニュース] 日本映画界の鬼才・中島哲也監督が、澤村伊智氏の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化する「来る」で5年ぶりにメガホンをとることになり、名実ともに国民的俳優となった岡田准一が主演を務めるほか、黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡という主演級のキャストがずらりと顔を揃えることが分かった。
「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた原作は、“得体の知れない脅威”が忍び寄るホラーの王道的な恐ろしさを持ち合わせながら、「今まで正義だと思っていた人間が、角度を変えてみた時に全くの別人に変わる」という人間の怖さもリンクしたことで高い評価を受けている。中島監督は原作を読んですぐに「映画化したい」とオファーを快諾し、1年以上にわたり脚本を執筆。さらに岸田國士戯曲賞、向田邦子賞をダブル受賞した気鋭の劇作家・岩井秀人が共同脚本として参加している。
中島監督と初タッグとなる岡田が演じるのは、フリーライターの野崎。「イクメンパパ」として長女・知紗を溺愛する田原秀樹(妻夫木)の周囲で不可解な出来事が起こり出し、“何かに狙われているのでは?”と不安にかられたこと秀樹が知人の伝手を使って紹介される人物だ。岡田は、「初めて中島哲也監督とお仕事させていただくことを光栄に思っております。同世代の妻夫木聡さん、初めてご一緒させていただく松たか子さん、小松菜奈さん、何度かご一緒させていただいている黒木華さん。皆様と中島監督の世界でお芝居ができることを今から楽しみにしております。中島監督のホラーということで、怖くて脚本を読むのも大変ですが、作品の中で野崎として生きていけるように頑張ります」と語っている。

一方、正体不明の“それ”に狙われるきっかけとなる重要な役どころに挑む妻夫木は、「中島監督がみせるホラーとはどういうものか、僕自身とてもワクワクした気持ちでいます」と意気込む。「パコと魔法の絵本」「渇き。」に続き3度目の中島組となるが、「中島監督の作り上げる世界は幻想的でもあり、現実的でもあり、いろんな感情が渦巻いたその世界の中で生きることをいつも楽しませていただいています。本当に怖いのはもしかしたら…と思うような結末は新しいホラーの形となることを確信しています」と胸中を明かした。
3人の女優もそれぞれの思いを胸に秘め、現場へ向かっている。秀樹の妻・香奈役の黒木は、「今回の香奈という役は、自分にとって大変大きく今までにない挑戦になります。難しいところもあると思いますが、監督と共演の方々とともに、自分にないものとあるものも含めて、最大限に楽しめればと思います」と意欲をみなぎらせている。

野崎(岡田)の恋人で強い霊感を持つ真琴に扮する小松は、自らの役どころを「一風変わったキャラクターですが強さと弱さ、正義感、女性らしさを兼ね備えたとても人間味ある人だと思いました」と説明する。そして、「内面の役作り含め、今回はビジュアルも監督はじめスタッフの方々と相談しながら作り上げたので、現場に入って監督、共演者の方々と共存する中でどんな真琴が生まれるか今からワクワクします」と告白。真琴の姉で国内一の霊媒師・琴子に息吹を注ぐのは、「告白」に続き2度目の中島組となる松。「中島監督に再び声をかけていただき、嬉しい気持ちと、何をどうすればいいのかわからない思いの両方で胸がいっぱいです。でも、魅力的な出演者の皆さんとご一緒できることを、本当に楽しみにしています。撮影が始まるまでに、ゼロになることを恐れず、今のこのいっぱいな心をからっぽにして現場に向かいたいと思います」。
プロデュースを手がける川村元気氏は、「中島哲也監督と『告白』以来、8年ぶりに映画を作れることに興奮しています。『サイコ』『エクソシスト』『シャイニング』など傑作だらけの恐怖映画の歴史に刻まれる作品を目指し、志高く映画を作っていきたいと思います」と鬼才との再タッグに興奮を隠し切れない様子だ。撮影は、4月中旬にクランクアップを迎える予定。「来る」は、2019年に全国で公開される。
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