空襲から逃れる姿を動物たちが熱演!J・チャステイン主演「ユダヤ人を救った動物園」本編映像公開
2017年12月11日 19:00

[映画.com ニュース] 「ゼロ・ダーク・サーティ」や「インターステラー」「女神の見えざる手」などで知られる実力派女優ジェシカ・チャステインの最新主演作「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」の新たな本編映像が、公開された。
第2次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、ナチスドイツから迫害を受けていたユダヤ人を動物園の檻(おり)にかくまい、300人の命を救った夫婦の実話を映画化。「ソーシャル・ネットワーク」の脚本家アーロン・ソーキンと組んだ「モリーズ・ゲーム(原題)」(2018年5月公開)、「X-MEN」シリーズの最新作「X-Men: Dark Phoenix(原題)」、グザビエ・ドラン監督と組んだ「The Death and Life of John F. Donovan(原題)」など話題作が多数控えるチャステインは、人も動物も分け隔てなく愛する園長夫人のアントニーナを熱演している。
本編映像では、空襲によって動物園の檻が破壊され、パニックに陥った動物たちが脱走する姿が描かれている。シマウマやラクダ、ゾウ、トラ、ライオンなどが登場しており、アントニーナがゾウに銃を向ける兵隊たちに「彼を撃たないで!」と必死に叫ぶ心痛なシーンが収められている。戦争の恐ろしさ、悲惨さを呼びかけるシーンとなる。
本作の撮影において、チャステインは代役を使わず動物たちに向き合ったという。また、すべての動物には専門の飼育員や獣医たちが1日中付き添い、さらに飼育員や獣医に当時の服装をさせることで、動物と一緒に映画に映り込んでも違和感がないように気が配られたそうだ。
ディズニーの実写版「ムーラン」の監督も務めるニキ・カーロ監督は、「本物の動物を使う以外、考えられなかったわ。指示通りに動いてくれるだろうけど、コンピュータが作り出した動物を堂々と使うなんてあり得ない話よ。でも、動物というのは本当に気まぐれだった。気の向くままに、また置かれた環境に合わせて動くの。私は、動物にカメラを向け、芸を覚えさせることには反対だわ。トラにトラらしく動けなんて言えない。だから、動物たちが自然のままに動けるような環境をセットに作ってあげる必要があったのよ」とこだわりを力説している。
「ザ・コンサルタント」「ビッグ・アイズ」の製作総指揮や「ブルーバレンタイン」「はじまりへの旅」のプロデューサーを務めてきたジェイミー・パトリコフは、「我々全員、動物は動物のままにせさようと考えたんだ。脚本に“こういう動きをする”と書かれていても、逆のことをしたらそれをよしとする。その結果、そのシーンはよりリアルに見えるようになる。人間の共演者が、動物たちの動きに合わせるんだ」と舞台裏を明かしている。
「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」は、12月15日から全国公開。
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