「ゲット・アウト」が最多4部門 ゴッサム賞ノミネート発表
2017年10月23日 11:00

[映画.com ニュース] 独立系映画の製作に携わる人々を支援する、インディペンデント・フィーチャー・プロジェクト(IFP)主催「第27回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワード」のノミネーションが発表され、いよいよオスカー賞レースがスタートを切った。
最多4部門にノミネートされたのは、コメディアンのジョーダン・ピールが長編初メガホンをとった、ブラムハウス・プロダクション&ユニバーサル・ピクチャーズ製作の低予算ホラー「ゲット・アウト」。本作は、アフロ・アメリカンの青年クリス(ダニエル・カルーヤ)が、白人の恋人ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家を訪問した際に目にする異常な光景を描いており、ホラー映画の手法をとりながら人種問題にも切り込んだ作品として高く評価されている。興行成績も製作費約450万ドルながら、世界興収2億5310万ドルという大ヒットを記録。日本では、10月27日から公開される。
また、「タンジェリン」のショーン・ベイカー監督、ウィレム・デフォー主演による、A24製作のヒューマンドラマ「The Florida Project(原題)」が3部門にノミネート。モーテルで暮らす6歳の少女と奔放な母、親子を見守るモーテルの管理人を描く物語で、主人公の少女を演じた子役ブルックリン・プリンスもブレイクスルー俳優賞にノミネートされている。
同じくA24製作、女優グレタ・ガーウィグがシアーシャ・ローナンを主演に迎え、長編監督デビューを果たしたコメディ「Lady Bird(原題)」も3部門にノミネート。また、ソニー・ピクチャーズ製作、ルカ・グァダニーノ監督、アーミー・ハマー&ティモシー・シャラメット主演の恋愛映画「Call Me By Your Name(原題)」も3部門にノミネートされた。
第27回ゴッサム賞授賞式は11月27日(米時間)、ニューヨークのチプリアーニ・ウォール・ストリートで開催される。ノミネートは以下の通り。
「Ex Libris - The New York Public Library」
「Rat Film」
「Strong Island」
「Whose Streets?」
「The Work」
マギー・ベッツ「Novitiate」
グレタ・ガーウィグ「Lady Bird」
コゴナダ「Columbus」
ジョーダン・ピール「ゲット・アウト」
ジョシュア・Z・ワインスタイン「Menashe」
「The Big Sick」エミリー・V・ゴードン&クメイル・ナンジアニ「Brad’s Status」マイク・ホワイト
「Call Me by Your Name」ジェームズ・アイボリー
「Columbus」コゴナダ
「ゲット・アウト」ジョーダン・ピール
「Lady Bird」グレタ・ガーウィグ
ウィレム・デフォー「The Florida Project」
ジェームズ・フランコ「The Disaster Artist」
ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」
ロバート・パティンソン「グッド・タイム」
アダム・サンドラー「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」
ハリー・ディーン・スタントン「Lucky」
メラニー・リンスキー「I Don’t Feel at Home in This World Anymore」
ヘイリー・ルー・リチャードソン「Columbus」
マーゴット・ロビー「I, Tonya」
シアーシャ・ローナン「Lady Bird」
ロイス・スミス「Marjorie Prime」
メアリー・J・ブライジ「Mudbound」
ティモシー・シャラメット「Call Me by Your Name」
ハリス・ディキンソン「Beach Rats」
ケルビン・ハリソン・Jr. 「It Comes at Night」
ブルックリン・プリンス「The Florida Project」
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)