グッド・タイム
劇場公開日 2017年11月3日
解説
東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀監督賞を受賞した「神様なんかくそくらえ」のジョシュア&ベニー・サフディ兄弟が監督・脚本を手がけ、「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン主演で描いたクライムサスペンス。ニューヨークの最下層で先の見えない生活を送る青年コニーと弟ニック。ある日2人は銀行強盗をしようとするが、ニックだけが逮捕され刑務所へ送られてしまう。ニックが刑務所内でいじめられ、暴れて病院へ移送されたことを知ったコニーは、弟を救うため病院へ忍び込むが……。弟ニック役をベニー・サフディ監督が自ら演じるほか、「ヘイトフル・エイト」のジェニファー・ジェイソン・リー、「キャプテン・フィリップス」のバーカッド・アブディが共演。
2017年製作/100分/R15+/アメリカ
原題:Good Time
配給:ファインフィルムズ
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2017年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
脚本会議にかければ絶対通らないだろうと思ってしまうハチャメチャな映画だ。粗雑な強盗をやらかした若者と、知的障害を持つ弟の逃走劇……みたいなプロットは最初だけ。そのあとはあれよあれよと脱線に脱線を重ねるので先読みが一切できないのだ。
本作を観ていると、普段の自分たちがいかに「定番」とか「お約束」に毒されているのかを思い知る。メッセージや深いテーマがあり気なラストシーンも、つい「映画だから何かを読み取らなくちゃ」と考えてしまうわれわれ観客のさもしさを笑っている気さえする。
この映画の凄みは、どこを切ってもチンピラの犯罪者を主人公にしたジャンル映画であるにも関わらず、「今、何を観てるのかわからない」という状態が終始続くこと。しかもこれだけ好き放題やっているのに、前衛とかアートの香りもしないのだ。非常に当惑すると同時に、ほかでは味わえない刺激に満ちている。監督の術中にまんまと気持ちよくハメられたものである。
2021年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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よくもまぁ、次から次へとその場しのぎの行動を、とある意味感心した。
兄ちゃんの暴走に巻き込まれた弟という感じ。
札束から弾けた赤い粉をトイレで洗うシーン、大怪我を負った弟(実は別人で、弟に殴られた方かと思ったらそれも違った)を車椅子で連れ出すシーン、怪我人と遊園地に入り込むシーン、とにかく痛々しいシーンの連続で、ホッとするシーンは少ない。
最後まで観たけどね、何が良き日々だったのか、さっぱりである。
兄ちゃんはカッコいいから許してあげるけど(笑)
2021年4月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD
あらすじを読むとおもしろそうだったし、ひねりもあったんだけど、なんだかスピード感がなくて退屈だった。
2020年9月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
TENETのロバート・パティンソン主演という事で鑑賞した。
行き当たりばったりのクズ兄と知的障害の弟のストーリーなんだけど、エンドロールまで割り込んでくる製作の意図が個人的に好みだった。
パティンソンは今が旬な俳優さんだろうけど、こういうアンダーな配役が得意なのかも?今後も要注目で間違いないですね。
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