【全米映画ランキング】イーストウッド監督&トム・ハンクス主演「ハドソン川の奇跡」が首位デビュー
2016年9月13日 19:30

[映画.com ニュース] レイバーデイを終え、秋シーズンに突入した全米ボックスオフィス。3本の新作がトップ10内にランクインした先週末は、監督として2度のアカデミー賞に輝く巨匠クリント・イーストウッドと、同じく2度のアカデミー賞(主演男優賞)を受賞している名優トム・ハンクスが初タッグを組んだ話題作「ハドソン川の奇跡」が約3500万ドルのオープニング興収をあげ、見事首位デビューを果たした。
同作は、「ハドソン川の奇跡」として知られる2009年1月15日にニューヨークで起こった旅客機の不時着水事故とその後の事故検証を、その旅客機の機長だったチェズレイ・サレンバーガー氏の視点から描いた作品。これまでのイーストウッド作品同様「国家と個人の闘い」「英雄とは何か」「プロフェッショナルとしての矜持」といったテーマが散りばめられており、批評家のレビューは上々。イーストウッド監督の長編劇映画では最短となる96分という上映時間も奏功したか、中高年の観客を多く集客し、9月公開作では歴代5位のOP興収という好スタートを切った。
トム・ハンクス主演作としてもOP興収は「トイ・ストーリー3」(10年/約1億1000万ドル)、「ダ・ヴィンチ・コード」(06年/約7700万ドル)、「天使と悪魔」(09年/約4600万ドル)に次ぐ歴代4位。実話ものの同系統作としても「アポロ13」(95年/約2535万ドル)や「キャプテン・フィリップス」(13年/約2570万ドル)を上回り、新たな代表作の仲間入りを果たした。共演にアーロン・エッカート、ローラ・リニー。監督自身も「映画スター」として一瞬スクリーンに映り込む遊び心たっぷりの演出にも注目。
約1400万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、モリス・チェスナット&レジーナ・ホール主演のサスペンス「When the Bough Breaks」。子宝に恵まれないリッチなアフロ・アメリカン夫婦が代理出産の母として若い女性アナと契約するが、アナは次第に夫を誘惑し始め……。監督はTVドラマ「24」の演出家として知られるベテランのジョン・カサー。
その他、日本ではビデオスルーとなったベルギー・フランス合作のアニメーション「ロビンソン・クルーソー」が5位に初登場となった。
今週末は、オリバー・ストーン監督&ジョセフ・ゴードン=レビット主演の実録ドラマ「Snowden」に、世界的な大ヒットを記録したPOVホラー「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の17年ぶりの続編「ブレア・ウィッチ」、人気恋愛コメディシリーズの第3弾「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」などが公開となる。

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