中井貴一×君塚良一監督「グッドモーニングショー」モントリオール映画祭コンペ部門に出品!
2016年7月28日 05:00
[映画.com ニュース] 中井貴一主演の君塚良一監督作「グッドモーニングショー」が、カナダで開催される第40回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品されることが決定した。中井と君塚監督をはじめ、共演の長澤まさみ、志田未来が現地入りし、公式上映に立ち会う予定だ。
「踊る大捜査線」シリーズの脚本を手がけ、テレビの世界を知り尽くす君塚監督が、朝の情報番組を題材に選んだオリジナル作品。時任三郎、吉田羊、濱田岳、松重豊ら実力派が結集し、キャスターの澄田真吾(中井)が、次々と災難に巻き込まれる姿をコミカルに描いた。
中井自身は海外映画祭参加の機会があったが、スケジュールの都合で見合わせていた過去があるだけに、「初めて海外の映画祭に参加することになりますが、君塚監督、そして長澤さん志田さんら女性陣と一緒に楽しめたらと思います。旅行じゃないんですけどね(笑)」と上機嫌。一方で「日頃から自分の夢と言っている、『日本の映画が当たり前のように海外で上映されている環境』へのきっかけになれば良いなと考えています」と真摯に語り、「そして日本を代表して行くので、リオではなくてモント“リオ”ールで金メダル(グランプリ)をとって来られたらと思っています」と意気込んだ。
また、「誰も守ってくれない」で同映画祭の最優秀脚本賞に輝いた君塚監督。2012年の「遺体 明日への十日間」に続き、3度目の同映画祭参加にあたり「世界の人々に見てもらえることになり、喜んでいます。朝のワイドショーは世界中で放送されている番組なので、きっと楽しんでくれるでしょう」と明かした。滝田洋二郎監督作「おくりびと」以来の同映画祭コンペ部門グランプリ獲得という快挙にも、大きな期待が寄せられる。
北米最大規模のモントリオール世界映画祭は、14年に成島出監督作「ふしぎな岬の物語」が審査員特別賞とエキュメニカル賞、呉美保監督作「そこのみにて光輝く」が最優秀監督賞を受賞したことも記憶に新しい。40回目を迎える今年は、8月25日~9月5日(現地時間)に開催される。
「グッドモーニングショー」は、10月8日から全国で公開される。