コーエン兄弟監督「ヘイル、シーザー！」5月公開決定　J・ブローリン、G・クルーニー、S・ヨハンソンら豪華共演

現在公開中のスティーブン・スピルバーグ監督作「ブリッジ・オブ・スパイ」や、2月6日公開のアンジェリーナ・ジョリー監督作「不屈の男　アンブロークン」では脚本を手がけているコーエン兄弟が、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス　名もなき男の歌」以来3年ぶりの監督作。物語の舞台は、1950年代のハリウッド。スタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー！」の撮影中、主演俳優で世界的大スターのウィットロック（クルーニー）が何者かに誘拐されてしまう。撮影スタジオが大混乱に陥るなか、事件解決を任された「スタジオの何でも屋」（ブローリン）が、お色気たっぷりの若手女優（ヨハンソン）や憧れのミュージカルスター（テイタム）、演技がヘタなアクション俳優（オールデン・エアエンライク）ら個性あふれる俳優を巻き込み、難事件に挑む。

コーエン兄弟最高傑作と名高い「ファーゴ」や、アカデミー作品賞を受賞した「ノーカントリー」を彷彿（ほうふつ）させるサスペンスあふれる展開をベースにしながら、「ビッグ・リボウスキ」や「オー・ブラザー！」のような独特のブラックユーモアも満載。さらに、近年絶賛された「トゥルー・グリット」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」を想起させる、観客の心に訴えかけるドラマティックなエンディングが待ち受けており、コーエン兄弟監督作の集大成ともいえる作品になっているという。また、コーエン兄弟は今作でミュージカルシーンにも挑戦しており、大きな見どころのひとつとなる。

ブローリン、クルーニー、ヨハンソン、テイタムのほか、コーエン兄弟監督作常連のフランシス・マクドーマンドはもちろん、ティルダ・スウィントン、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒルら主役級の俳優が多数出演している。

現地時間2月11日から開催される第66回ベルリン国際映画祭では、オープニング作品として上映される。