【全米映画ランキング】「オデッセイ」が再び首位に。サンドラ主演作は8位デビュー
2015年11月5日 17:15

[映画.com ニュース]ハロウィーンの週末。全米ボックスオフィスは3本の新作が拡大公開されるも、すべてがヒットに至らず、上位1位から3位までは前週と同じ作品がランクインする結果となった。
約1175万ドルの興収で4度目の首位となったSF大作「オデッセイ」は累計興収が1億8000万ドルを超え、2億ドルまであと一歩に。興収約980万ドルで2位のホラーコメディ「Goosebumps」は公開週の勢いを維持できず、累計は約5600万ドルにとどまっている。よって今年のハロウィーン向けのホラー系作品では先週末4位のアニメ「Hotel Transylvania 2」(累計1億5600万ドル/11月2日時点)が最大のヒットということになる。今年のハロウィーンは、ホラージャンルを得意とする有名監督の新作「クリムゾン・ピーク」「ヴィジット」に、ビン・ディーゼル主演「The Last Witch Hunter」、人気シリーズの新作「パラノーマル・アクティビティ5(原題)」など数は揃っていたが、軒並み予想を下回る結果となった。
5位初登場となったのはブラッドリー・クーパー主演のコメディ「Burnt」。一度すべてを失った人気シェフのアダム・ジョーンズ(クーパー)がロンドンでレストランを開き、再起を賭けるストーリー。共演にシエナ・ミラー、ダニエル・ブリュール、リリー・ジェームズ、オマール・シー、ユマ・サーマン、エマ・トンプソンなど豪華キャストが揃ったがオープニング興収500万ドルとまったくふるわなかった。監督はTVシリーズ「ER」や「ウエスト・ウィング」の演出を経て、「カンパニー・マン」「8月の家族たち」などを手がけたジョン・ウェルズ。
同じく大ブレーキだったのが8位デビューとなったサンドラ・ブロック主演のコメディドラマ「Our Brand Is Crisis」。2002年のボリビアの大統領選においてアメリカの政治コンサルティング会社が米大統領選と同じ戦略を持ち込み勝利するが、その2年後にその大統領は経済政策の失敗で失脚してしまう。その顛末を追った2005年の同名ドキュメンタリー映画をフィクションにして映画化。当初はジョージ・クルーニーが製作を兼ねて主演する予定だったが、主人公を女性に書き換えブロックに主演を依頼し、製作のみのクレジットとなった。ブロックは「しあわせの隠れ場所」(OP興収約3400万ドル)でオスカーを受賞して以降は「デンジャラス・バディ」(OP興収約3900万ドル)、「ゼロ・グラビティ」(OP興収約5500万ドル)と主演作で好調をキープしていたが、今回は2000サイト以上での公開規模にもかかわらずオープニング興収約320万ドルとかなり厳しいスタートとなった。共演にビリー・ボブ・ソーントン、アンソニー・マッキー、ヨアキム・デ・アルメイダ、ゾーイ・カザン。監督は「スモーキング・ハイ」「ピンチ・シッター」のデビッド・ゴードン・グリーン。
その他、パラマウントのハロウィーンの子ども向けホラー「Scouts Guide to the Zombie Apocalypse」が1500サイトで公開されたがまったくふるわずランク外12位スタートとなった。
今週末は、すでに先月末に公開された本国イギリスで史上最高のオープニング興収を記録した大ヒット・スパイシリーズ第24作「007 スペクター」と「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」が公開となる。

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