「百円の恋」が海外映画祭で2冠達成!主演・安藤サクラは女性初の受賞も
2015年8月4日 15:30

[映画.com ニュース] 第27回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門作品賞をはじめ、国内映画賞10冠に輝いた武正晴監督作「百円の恋」が、海外の映画祭で2冠を達成した。
7月9~19日(現地時間)に米ニューヨークで開催された、北米最大級の日本映画祭「第9回JAPAN CUTS」で、主演の安藤サクラが「第4回CUT ABOVE賞 for Outstanding Performance in Film」に輝いた。日本映画に貢献した人物を称える同賞は、これまで役所広司、豊田利晃監督、北村一輝に贈られたが、女性の受賞は初となる。
さらに、7月16~26日に韓国で行われた第19回プチョン国際ファンタスティック映画祭では、最も注目すべきアジア映画に与えられる「NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)」を受賞した。同映画祭では、世界45カ国から寄せられた235作品が上映。邦画では成島出監督作「ソロモンの偽証」、吉田大八監督作「紙の月」、堤幸彦監督作「イニシエーション・ラブ」など33作品が出品されたが、「百円の恋」が唯一の戴冠となった。
今後も、カナダのファンタジア国際映画祭、米サンフランシスコ日本映画祭、仏KINOTAYO映画祭などへの出品や、中国、香港、台湾をはじめとする世界18の国と地域での公開も決定。スタッフ・キャストが全身全霊をささげた本作の快進撃は、とどまるところを知らない様子だ。
2012年周南映画祭の「松田優作賞」第1回グランプリを受賞した足立紳の脚本を、「イン・ザ・ヒーロー」の武監督のメガホンで映画化。不器用でどん底の生活を送っていた32歳の一子(安藤)が、中年ボクサーの狩野(新井浩文)やボクシングと出会い、変化していく姿を描く。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント