高畑勲監督「かぐや姫の物語」北米公開が決定 来年のアカデミー賞候補の可能性も
2014年3月14日 08:00

[映画.com ニュース] 高畑勲監督が8年の歳月をかけて完成させた、スタジオジブリの長編アニメーション「かぐや姫の物語」が、北米で劇場公開されることが決定した。
日本で昨年11月に公開された本作は、高畑監督にとって1999年の「ホーホケキョとなりの山田くん」以来、約14年ぶりの新作。英題は「The Tale Of The Princess Kaguya」となっており、本年度中に米国で公開して来年の第87回アカデミー賞のノミネート資格を得る予定だという。英語版は、「コクリコ坂から」や「風立ちぬ」の英語版と同じく、ジェフリー・ウェクスラーがスタジオジブリとともにプロデュースし、フランク・マーシャルが製作総指揮を担当する。
同作を配給することになった独立系の制作・配給会社GKIDSは、劇場公開をはじめ、劇場以外での上映、ホームビデオやテレビ放映について、米国とカナダにおける権利を獲得。同社はここ数年、外国語の良質なアニメ映画の配給を行っており、仏映画「アーネストとセレスティーヌ」は今年の第86回アカデミー賞で長編アニメーション部門にノミネートされた。
GKIDSは現在、「風の谷のナウシカ」から「千と千尋の神隠し」までのスタジオジブリ作品のほか、細田守監督作「サマーウォーズ」や沖浦啓之監督作「ももへの手紙」の北米配給権も所有しており、現在開催中のニューヨーク・チルドレンズ国際映画祭ではProduction I.Gの「ジョバンニの島」(西久保瑞穂監督)を上映する。
ちなみに、今年のアカデミー賞長編アニメーション賞にノミネートされた宮崎駿監督の「風立ちぬ」は、米ウォルト・ディズニーが配給した。
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