【全米映画ランキング】「Ride Along」がV3。「とらわれて夏」は7位に

2014年2月5日 14:20

［映画.com ニュース］ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで、第48回スーパーボウルが行われた週末。過去4カ月で最低の売り上げを記録した全米ボックスオフィスは、2週連続で首位をキープしていたアイス・キューブ＆ケビン・ハート主演のコメディ「Ride Along」が興収約1230万ドルという低興収ながら再び首位の座を守り、V3を果たした。

予想外の3週連続首位を記録した同作の累計興収（17日間）は、約9300万ドルと1億ドル目前。今週末には大台に届く見込みで、グロス（最終興収）は1億3000万ドル近辺になりそうだ。

興収約930万ドルで4位から2位に再浮上してきたのは、第41回アニー賞において作品賞を含む最多5部門を受賞した「アナと雪の女王」。現在ディズニーアニメ史上最高のヒットを記録している同作の累計興収は約3億6000万ドルで、全米歴代では第26位。4億ドル到達はさすがに厳しそうだが、「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part 2」の記録（2011年／約3億8100万ドル＝全米歴代19位）は超えることになりそうだ。

約900万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは、ザック・エフロン主演の「That Awkward Moment」。20代の青年3人の友情と恋愛をコミカルに描いたラブコメディだったが、批評家からは厳しい声が寄せられ、興行も苦しいスタートになってしまった。共演は「21オーバー　最初の二日酔い」のマイルズ・テラーに「クロニクル」のマイケル・B・ジョーダン。監督・脚本は、本作が初メガホンとなったトム・ゴーミカン。

5位はスーパーボウル中継時に放映された「トランスフォーマーロストエイジ」（今夏全世界公開）の特別CMでもその雄姿を見せたマーク・ウォールバーグ製作・主演の「ローン・サバイバー」。先週末、ついに累計興収1億ドルを突破。グロスは1億2000万ドルあたりになりそう。

その他、7位にランクインしたのが、ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン主演で、ジョイス・メイナード原作の小説「レイバーデイ」を映画化した恋愛ドラマ「とらわれて夏」。1987年の夏の終わり、シングルマザーのアデル（ウィンスレット）が脱獄犯フランク（ブローリン）と出会い、道ならぬ恋に落ちるというストーリー。ウィンスレットがゴールデングローブ賞にノミネートされるなど演技面で話題になったが、スーパーボウルに興味の無い女性客の集客には結びつかなかった。共演にトビー・マグワイア、クレーク・グレッグ、ジェームズ・バン・ダー・ビーク、J・K・シモンズ。製作・脚本・監督は「マイレージ、マイライフ」「ヤング≒アダルト」のジェイソン・ライトマン。

今週末は、完成が遅れたため、昨年末の公開から延期されていたジョージ・クルーニー監督・主演の戦争アクション大作「ミケランジェロ・プロジェクト」（マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダン共演）に、同名人気ヤングアダルト小説の映画版「Vampire Academy」、レゴ・ブロックの世界を舞台にした冒険コメディ「レゴ・ムービー」が公開となる。